韓経:ビーガン氏と会談する文大統領…米朝交渉の「促進者」になるか

  • 2019年12月16日

北朝鮮の年末武力挑発に対する懸念の声が高まっている中で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が16日、スティーブン・ビーガン米国国務省対北朝鮮政策特別代表と会談する。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)は文大統領が16日午前11時にビーガン代表と会談する予定だと15日、明らかにした。文大統領が青瓦台でビーガン代表だけに会うのは平壌(ピョンヤン)韓国北朝鮮首脳会談の直前である昨年9月以降15カ月ぶりだ。

北朝鮮が年末に定めた非核化交渉の時限が近づいて挑発の意味をもつ「重大な試験」が続いている中で行われる会談ということから注目される。文大統領はこの席で対話の動力維持のための韓米間連携を再確認すると同時に、北朝鮮を交渉のテーブルに誘導するための案を議論するなど非核化交渉の「促進者」の役割に集中するものと予想される。

これに伴い、ビーガン代表が訪韓期間にドナルド・トランプ米大統領の公式的な対北メッセージを出す可能性も占われている。ただし、米国と北朝鮮が相互攻勢をやりとりする中で文大統領が反転の契機を作ることが難しいだろうとい見方も出ている。

こうした中で文大統領が今月23~24日、中国で予定された習近平主席、安倍晋三首相との首脳会談で最近の韓半島(朝鮮半島)の情勢緩和に向けた突破口をつくるかが注目される。文大統領は23日中国北京で韓中首脳会談を行い、24日には韓日中首脳会議が開かれる成都で安倍首相と首脳会談を行う計画だ。

一方、北朝鮮はこの日、韓国政府の外勢依存の動きを非難しながら文在寅大統領の最近の外交に対して「朝鮮半島の非核化と平和をもの乞いする愚かなことを繰り返している」と主張した。北朝鮮の対外向けのラジオ「平壌放送」は「外勢依存ではどの問題も解決できない」というタイトルの報道で文大統領を「当局者」と名指し、「南朝鮮の現当局は直ちに存亡の危機にも処しそうな懸念に捕らわれている」と非難した。メディアは引き続き文大統領が1月から見せてきた北朝鮮に対する外交的な動きを取り上げ「南朝鮮当局の卑屈な事大売国的行動」と主張した。