韓経:韓中バイオ技術格差はたった2カ月…逆転される心配

  • 2019年12月13日

2カ月と12日。昨年を基準とした韓国と中国の間のバイオ技術格差だ。だが、ゲノムビッグデータや幹細胞などの未来医療で注目される分野では中国がすでに韓国を追い抜いた。このため、バイオヘルス産業の主導権を中国に奪われたという分析も出ている。

韓国科学技術企画評価院が最近出した技術水準評価報告書によると、2016年には1年ほど格差があった韓中間のバイオヘルス分野技術格差は昨年0.2年から大幅に縮んだ。中国が恐ろしいスピードで成長を遂げていることを考慮すると、今年はもう韓国を超えたという分析も提起されている。

中国はゲノム情報を活用して疾患の原因を分析して幹細胞機能を調節する技術で韓国を1年先を進んでいる。この分野の中国の技術力は日本とほぼ同じ水準だと評価されている。韓国はインフラが十分構築されていない点が技術力が遅れている主要原因に挙げられた。個人情報保護法や生命倫理法なども障害物だ。ゲノム研究のためには大規模なビッグデータを構築する必要があるが、このためには患者一人ひとりから個人同意を受けなければならない。

韓国と違って中国は大規模なゲノムデータを構築して量的成長を主導している。シンガポールと北京のゲノム研究所を通じて多国家研究も活発に行っている。世界的なゲノム企業に成長したBGI(華大基因)等が大規模な政府投資を導いている。BGI傘下の中国遺伝子バンク(CNGB)は1000万件の生物情報と1000TB(テラバイト)規模の遺伝子情報を保有しているという。

幹細胞の活用技術、オーダーメード型の新薬開発技術などは中国が韓国とほぼ同じ水準に並んだ。中国政府の支援が源となった。中国は2025年までにバイオ医薬品、高性能医療機器など新産業分野技術を世界最高レベルに育成するための「中国製造2025プロジェクト」を推進中だ。韓国科学技術企画評価院のチェ・ムンジョン技術予測センター長は中国政府は優秀な研究者を集めて破格的な研究費を支援してバイオヘルス産業の競争力を引き上げている」とし「韓国と違って規制緩和に積極的なこともその背景」と話した。