韓経:疾走するアップル、時価総額1404.8兆ウォン…「KOSPI総額」追い越し目前

  • 2019年12月3日

アップルの株価が今年に入り70%ほど上がり時価総額が1兆2000億ドルに迫っている。ライバルのマイクロソフト(MS)に少しの間明け渡していた時価総額世界1位の座を取り戻した。アップルの時価総額は韓国の有価証券市場全体の時価総額も近く超える勢いだ。ウォール街ではアラムコの企業公開(IPO)が振るわない場合、アップルが1位を維持する可能性もあるとみている。

英フィナンシャルタイムズが2日に伝えたところによると、アップルの時価総額は1日基準で1兆11874億ドルとなった。この日の為替相場1ドル=1183.10ウォンで換算すると1404兆8000億ウォンに達する。この日の終値基準の有価証券時価総額1404兆9000億ウォンにわずか1000億ウォン足りない数値だ。韓国1位のサムスン電子の334兆8000億ウォン(優先株含む)より4倍大きい。

同紙は「アップルの株価が今年に入って69.2%上がった。アップルの時価総額規模は、エクソンモービルやシェブロンなど世界的エネルギー企業をはじめとする米国S&P500エネルギー部門株式時価総額を合わせた金額より大きい」と報道した。

アップルは10月中旬からライバルのMSを抜き世界時価総額1位を守っている。MSの時価総額は1兆1500億ドル水準だ。MSの株価は今年に入り49.7%上がった。1株当たり価格は151.38ドルだ。アップルは昨年末から今年10月中旬まで世界1位を占めた。

両社は同じ1955年生まれのビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズが1970年代中盤にそれぞれ設立してからIT業界で競争してきた。2000年代まではウィンドウズを掲げたMSが断然優位だった。2010年代に入ってからはiPhoneやiPodなどを出したアップルがIT市場を席巻した。アップルは2010年5月から2018年12月まで時価総額世界1位の企業だった。

アップルが時価総額1位を奪還した武器はサービス部門とウェアラブル機器だった。アップルが発表した7-9月期業績によると、iPhone売り上げは前年同期より4.8%減ったがこの減少分をサービス事業が埋め合わせた。アップルの7-9月期サービス部門売り上げは125億1100万ドルで前年同期比18%増えた。四半期基準で過去最大だ。ウェアラブル売り上げは54.5%増加した。フィナンシャルタイムズは「当初市場ではアップルが米中貿易戦争とiPhone販売鈍化などで株価が下落するだろうという予想が多かったが、ウェアラブル機器販売好調などで株価はむしろ上がっている」と説明した。

アップルは時価総額1兆ドルを超えた3社のひとつだ。アップルが昨年8月、アマゾンが昨年9月、MSが今年4月にそれぞれ時価総額1兆ドルを突破した。このうちアマゾンは配送サービス投資拡大と米中貿易紛争影響で業績が悪化し、4-6月期ごろから時価総額1位競争から脱落した。アマゾンの7-9月期純利益は前年同期比30%減った。米国の主要IT企業ではグーグルの時価総額がアマゾンと同水準だ。

ウォール街はアップルがサウジアラビア国営石油会社アラムコの挑戦を振り切れるかに関心を持っている。アラムコは来週IPOを実施する。主要投資銀行はアラムコの企業価値を多くて1兆8000億ドル、少なくて1兆2000億ドルとみている。アラムコのIPO興行が振るわずアップルの株価がさらに上がるならアラムコの世界1位への挑戦は厳しいかもしれない。