韓経:LNGに疎外されていた済州、生産基地が初竣工

  • 2019年11月29日

済州涯月港近隣にあるLNG生産基地

「液化天然ガス(LNG)タンク一つを満タンにすれば都市ガスを使っている済州(チェジュ)地域のすべての家庭に1年間供給することができます」

28日に訪れた済州涯月港(エウォルハン)近隣のLNG生産基地には高さ36メートル・直径55メートルのコンクリートタンク2基(4万5000キロリットル級)がそびえ立っていた。タンク周辺には数百メートルの配管網が血管のように伸びている。ガス田から抽出したLNGはマイナス162度で液化状態に冷却されて輸送される。船からタンクに移された後は気化処理作業を経て配管網を通じて各家庭等に供給される。韓国ガス公社関係者は「これまで済州地域は全国17市道の中で唯一LNG供給の恩恵を受けることができなかった」とし「今後は既存の液化石油ガス(LPG)より36%ほど安いLNGを安定的に使用することができる」と説明した。現在14%に過ぎない済州地域の都市ガス供給率を高めるためにもLNGが寄与するだろうという説明だ。

産業通商資源部とガス公社は、この日済州LNG生産基地建設事業竣工式を行った。1986年韓国内に発電用LNGが初めて供給されてから33年ぶりに全国LNG時代を開くことになった。済州生産基地建設事業は、2007年涯月港がLNG貯蔵タンク立地に選定されたことを受けて始まった。過去10年間で合計5428億ウォン(約504億円)が投入された。

来年3月に都市ガス配管工事が完了すれば道内約3万世帯が灯油とLPGより安い家庭用LNGを使うことができる。済州では来年6月になれば合計3基のLNG発電所が稼動する予定だ。現地総発電量の34%をLNGが担当することになる。産業部はこの日成功裏に事業を推進したアン・ヒョンチョル元ガス公社済州基地建設団長ら31人に勲・褒章などを授与した。