韓経:中国の電気自動車、来年から韓国で販売

  • 2019年11月26日

北京自動車EU7(上の写真)

中国の電気自動車が韓国上陸を準備している。一部のブランドは来年から韓国で販売を始める。価格競争力を持つ中国電気自動車が本格的に押し寄せてくる2021年からは韓国電気自動車市場の版図が変わるという見方もある。

自動車業界によると、中国北京自動車は来年下半期から電気自動車のEU7を韓国で販売する。準大型セダンを基盤にしたEU7は先月初めて公開された新車だ。北京自動車は当初、中型セダン(EU5)とSUVの2つのモデルを韓国市場に投入する計画だったが、より積極的に韓国市場に参入するため最新モデルのEU7も販売することにした。

北京モータース(北京自動車の韓国支社)のジェームズ・コ代表は「準大型セダンを基盤とした電気自動車は韓国にほとんどないため、ニッチ(隙間)市場を狙うことができるはず」とし「韓国の電気自動車より15%ほど安く価格を設定する計画」と述べた。続いて「来年は2000-3000台販売でし、2021年からは販売台数が倍以上に増えると期待している」とし「年間1万台以上販売すれば韓国に生産施設を建設することも検討できる」と明らかにした。北京自動車は近く環境部に対し、EU7への電気自動車購買補助金支援を申請する予定だ。

今年から韓国市場にクーペ型SUV「風光ix5」を出した東風自動車も、来年から電気自動車の販売を始める計画だ。風光ix5は販売1週間で最初の販売分の100台の契約が完了した。中型SUVと似た大きさだが、低価格(2480万ウォン、約230万円)が人気の要因と分析された。

韓国で電気自動車を生産して販売するという中国ブランドもある。中国フューチャーモビリティーは2021年から年間5万台規模の電気自動車を生産する計画という。国内自動車部品会社のミョンシンは旧韓国GM群山(クンサン)工場を買収し、ここでフューチャーモビリティーの電気自動車Mバイトを受託生産する予定だ。業界では「韓国自動車産業の輸出用車生産基地の一つだった群山工場が、中国自動車会社の韓国市場進出のための前進基地になった」という評価が出ている。フューチャーモビリティーは中国最大情報技術(IT)企業のテンセントとアップルの最大協力会社フォックスコンが共同投資して設立した会社。韓国電気バス市場ではすでに中国のBYD、中通客車、HIGERなど中国ブランドが半分のシェアを掌握している。

中国自動車会社が韓国市場に進出するのは内需だけに依存できないと判断したからだ。中国政府は7月から電気自動車補助金を半分に減らし、最近は来年末までに補助金制度を廃止すると明らかにした。このため中国内の電気自動車の販売台数は7月以降、減少している。

自動車業界の関係者は「まだ中国電気自動車の販売台数はわずかだが、2、3年後には市場の一部を確保するかもしれない」とし「状況が良くないルノーサムスン自動車、韓国GM、双龍自動車などが打撃を受ける可能性が高い」と見方を示した。