韓経:日本、フッ酸溶液も輸出許可…「WTO紛争を意識したかも」

  • 2019年11月18日

日本政府が7月、韓国向けの輸出規制措置を取ってから初めて半導体の生産ライン用液体、「フッ化水素(フッ酸溶液)」の輸出を許可した。これで輸出規制3品目(フォトレジスト、フッ化ポリイミド、気体および液体フッ化水素)の許可が制限的だが全部下りた。

今月17日、産業通商資源部などによると、日本政府は最近自国の科学素材生産業会社「ステラ ケミファ」に韓国向け液体フッ化水素の輸出許可要請を受け入れると通知した。サムスン電子・SKハイニックスなどが今年7月注文した物量の中で書類補完を理由に返還された物量だと伝えられた。輸出申請に対する審査過程が原則的に90日に定められていることを考慮したという見方が出ている。特別な理由なしに許可を先送りする場合、不当な輸出統制と受け止められて韓国側の提訴に従って進められている世界貿易機関(WTO)の紛争過程で不利になるだろうという判断があったということだ。韓国企業が韓国産液体フッ化水素を一部工程に投じて試験稼動するなど、国産化作業に相当な成果を上げているという点を考えたという分析もある。

日本政府は8月初め、フォトレジストに対する輸出許可を皮切りに同月末に気体フッ化水素の搬出を承認した。今年9月にはフッ化ポリイミドの輸出も承認した。

今回輸出の承認を得たステラ ケミファは世界高純度フッ化水素市場の70%を占める企業だ。日本の韓国輸出規制が施行された7-9月期の間、売り上げと営業利益が昨年同期よりそれぞれ21%、88%急減するなど大きな打撃を受けた。

半導体業界関係者は「19日に予定されたWTO紛争の解決に向けた韓日間第2回二国間協議、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)をめぐる論議などを総合的に念頭に置いたのでないか」として「とにかく3品目全部輸出許可が下りたのは半導体・ディスプレイ業界には好材料」と話した。この関係者は「日本の輸出規制の強化措置が有効であるうえに、今後韓日関係にしたがってどのような変化があるか分からないため、不確実性は依然として残っている」と付け加えた。