韓経:米国、インド太平洋戦略に韓国の参加要求…大きくなる防衛圧迫

  • 2019年11月7日

3日間の日程で5日夜に韓国を訪問したスティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が6日に外交部、青瓦台(チョンワデ、大統領府)、国防部を順に回り韓国側の外交・軍事高位ラインと相次いで面談した。

彼はこの日のリレー面談で、米国のインド太平洋戦略と韓国の新南方政策間の協力を強調したという。韓米間の軍事同盟範囲を北東アジア地域からインド太平洋に拡大するための先制的圧迫ではないのかとの分析が出ている。23日午前0時に終了予定の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と関連しては、「韓日米3カ国の安保共助のためGSOMIAが必要だ」という立場を改めて強調したという。

◇「インド太平洋戦略」への参加強調

スティルウェル次官補はこの日ソウルの外交部で同部の康京和(カン・ギョンファ)長官、趙世暎(チョ・セヨン)第1次官と相次いで会い、韓国の新南方政策と米国のインド太平洋戦略間の連帯を強調した。彼は会談後に記者らと会い、「韓米同盟はインド太平洋地域の平和と安保のリンチピン(核心軸)という点を確認した」と明らかにした。

続けて「このほどバンコクで開かれた東アジア首脳会議(EAS)で両国間の相互協力をさらに強化していくことにし、米国のインド太平洋戦略と韓国の新南方政策間の接点を確認する文書(ファクトシート)を発表した。これはこの地域で相互協力と利益を確認するのに大変重要だ」と強調した。

スティルウェル次官補が強調した米国のインド太平洋戦略の核心は「インド、日本など同盟国がともに中国を牽制する」ということだ。彼は前日に仁川(インチョン)空港で記者らと会い、「韓国は米国の援助を受けた国で、強力な寄与者になった」と話した。米国の安保戦略に韓国が一定部分で力をさらに加えるべきということを強調したと分析される。

◇「GSOMIA維持すべき」改めて要求

GSOMIA終了と関連しては当初予想とは異なり強力な圧迫はなかったものと伝えられた。ただ彼はこの日外交部訪問後に記者らに「(最近バンコクで)文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の安倍晋三首相が対話する機会があったという点に注目している。これは(韓日)関係が改善されることを注視する過程で非常に鼓舞的なサイン」と話した。外交部関係者は「スティルウェル次官補と長官・次官間の面談でGSOMIAの話が交わされたりしたが圧迫と感じるほどの発言はなかったものと承知している」と明らかにした。

スティルウェル次官補は外交部での面談後、青瓦台で金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長、と国防部でチョン・ソクファン国防政策室長と会った席でも韓日米安保共助のためGSOMIA維持が必要だとの意見を伝えたという。

金第2次長はこの日午前にはスティルウェル次官補、午後にはエイブラムス在韓米軍司令官に相次いで会った。予定を超えて70分ずつ行われた面談で、双方はGSOMIA、防衛費分担交渉など韓米両国間の同盟懸案を話し合った。青瓦台の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は「金次長は韓国の立場を詳細に説明し、スティルウェル次官補とエイブラムス司令官は韓米同盟が北東アジア安保の核心軸であることを何度も強調した」と伝えた。また「韓米両国が扱っているさまざまな同盟懸案を未来指向的に解決するために継続して協議していくことにした」と付け加えた。