韓経:「セールのない」コリアセールフェスタ(1)

  • 2019年10月25日

コリアセールフェスタ

コリアセールフェスタは2015年10月に初めて開かれた。意図は良かった。中国「光棍節」、米国「ブラックフライデー」に匹敵するような超大型セール行事を韓国でも一度やってみようとの趣旨だった。だが、政府主導の行事がほとんどそうであるように、話だけは派手だった。買えるものはなく割引率は低かった。消費者も流通会社も「こんなことなら何のためにするのか」と口々に疑問を呈した。光棍節どころかデパートの定期セールにも及ばない行事は、このような刺すような視線にも毎年繰り返された。

今年はさらに深刻だ。行事の核心主体であるロッテ・現代・新世界など主要デパートはすべてセールをしないことに決めた。あるデパート関係者は「そうでなくても低調なデパートの参加意志を公正取引委員会が『セール指針』でさらに引き下げた」とした。コリアセールフェスタは「セールのないセール」行事に転落した。

◆デパート「セールより景品」

行事を主催するコリアセールフェスタ推進委員会は24日、記者を集めて「デパートが行事に参加することにした」とし「行事参加企業は600に達する」と発表した。デパートが重要な理由はセールの雰囲気づくりに最も重要な役割を果たすためだ。だが、推進委の発表は半分は合っていて、半分は間違いだ。

ロッテ・新世界・現代など大型デパート関係者はこの記者会見直後、声をそろえて「行事には参加するが、コリアセールフェスタ期間にセールの計画を立てることができなかった」と明らかにした。行事参加方式は商品券の贈呈や景品抽選程度になるだろうとした。これを推進委は参加と解釈して発表した。デパートはすでに10月に秋のセールを実施したばかりだ。12月には冬のセールもしなければならない。毎月セールをするのは物理的に容易ではない。理由はまだある。