「航空機44機売却して借入金を償還」…財務改善を加速化させる大韓航空

  • 2015年1月22日

大韓航空が航空機44機を売却して借入金の償還に充当することにした。2兆ウォン(約2200億円)に迫る精油会社S-オイルの持分売却と5000億ウォン規模の有償増資推進に続く措置で、財務構造改善を加速化させる様相だ。

21日、業界によると、大韓航空は今年航空機12機を手始めに、来年18機、2017年14機を売却して借入金規模を減らす計画だ。業界では航空機の売却を通じて1兆ウォン前後の資金が入るだろうとみている。大韓航空が2013年12月の財務構造改善案で発表した売却計画の4倍に達する規模だ。

大韓航空は当時700%を上回る負債比率を2015年までに400%まで低くするとして航空機売却等を盛り込んだ財務構造改善計画を出していた。S-オイル持分売却(2兆2000億ウォン)やB747-40等の老朽航空機13機の売却(2500億ウォン)、仁川栗島(ユルド)の備蓄油基地をはじめとする不動産売却(1兆400億ウォン)等を通して合計3兆4900億ウォンを調達する計画だった。金融市場の流れが鈍くなり韓進(ハンジン)海運の資金事情が悪化したのに伴う措置だった。

しかし、大韓航空の負債比率は昨年かえって上昇した。S-オイルの持分売却が遅れて航空機と不動産売却も計画通り進んでいないためだ。航空機の場合、昨年3機を売却し、800億ウォンを調達するにとどまったほか不動産売却も円滑に進まなかった。昨年7-9月期末基準の負債比率は809.13%に上昇し、借入金の依存度も2012年66.19%から2013年66.84%、2014年7-9月期68.22%に上昇した。

大韓航空は今月19日、子会社の韓進(ハンジン)エネルギーが保有していたS-オイル持分28.4%をサウジのアラムコに1兆9829億ウォンで売却したことに続き、来る3月には5000億ウォン規模の有償増資を進める予定だ。今回新たに発表した航空機売却計画により、追加資金の調達が可能になる見通しだ。