韓経:「工場閉鎖も品格ある」…サムスンを称賛する中国

  • 2019年10月17日

中国の李克強首相が14日、陝西省西安のサムスン電子半導体工場を訪問した後、中国メディアが一斉にサムスンを称賛した。サムスンのグローバル競争力を高く評価すると同時に、韓中関係回復の信号という分析が出ている。

人民日報は李首相のサムスン電子西安半導体工場訪問を16日付1面で報じた。共産党機関紙の人民日報が外国企業を1面で報道するのは異例だ。前日、中国政府網は李首相の訪問を写真と共に伝え、サムスン半導体工場を集中的に扱った。

中国経済紙の21世紀経済報道も、サムスン電子はスマートフォン組み立て会社でなく、メモリー半導体、ディスプレーパネルなど核心技術を保有して産業全体を網羅する企業であるため、スマートフォン工場を閉鎖しても競争力は低下しないと伝えた。

人民日報の英文姉妹紙グローバルタイムズは、サムスン電子の中国スマートフォン工場閉鎖にもかかわらずサムスン電子を評価した。サムスン電子は先月末、中国広東省恵州のスマートフォン製造工場を閉鎖した。グローバルタイムズは16日、「サムスン電子は中国市場で敗者ではない」と題した記事で「サムスンが中国にある最後の携帯電話生産工場を閉鎖したが、中国市場で依然として良いイメージを維持している」と伝えた。

また、ウェイボー(中国版ツイッター)に登場した掲示物を引用し、サムスンが退職者に退職金と共に社会保険料追加分、高級時計などを支給し、ほかの製造業者と接触して新しい職場を探せるよう支援していると伝えた。続いて「このようなことはまだ確認されたわけではない」としながらも「サムスンが品位のある形で工場を閉鎖し、中国ネットユーザーの尊敬を受けた」と報じた。サムスン電子は退職者にギャラクシーノート10、ギャラクシーS10など最新型スマートフォンも贈ったという。

グローバルタイムズは「サムスンが中国内の競争で劣勢になり生産を中断したが、世界最大市場の中国で製品を販売し続ける」とし「今回の『退職パッケージ』は中国消費者の良いイメージを与えるはず」と伝えた。また、サムスンの品位のある工場閉鎖はサムスンの「ソフトパワー」を表していると絶賛した。さらに、中国の多くの企業が職員を解雇する際に退職金も支払わないことを指摘し、サムスンの措置は中国企業に教訓を与えたと評価した。