韓経:現代自動車「すべてのバス・トラックでエコカーモデル出す」

  • 2019年10月16日

現代自動車が2023年までにバスとトラックなど全商用車ラインナップでエコカーモデルを出す。小型バス「カウンティ」の電気自動車モデルから25トン級大型トラック「エクシエント」の水素電気モデルまで相次ぎ開発して生産するという計画だ。親環境商用車市場を先取りし世界トップの商用車ブランドに上るというのが現代自動車の目標だ。

◇親環境商用車の開発に拍車

15日の自動車業界によると、現代自動車はこのほど商用車販売拡大計画を確定し、労働組合に関連内容を説明した。商用車研究と生産技術向上関連投資を増やし、親環境商用車を急いで開発するという内容が盛り込まれた。

現代自動車は親環境商用車を電気自動車と水素自動車の2本立てで開発することにした。小型バスのカウンティと準中型トラックの「マイティ」、市内バスなどは電気自動車モデルを開発する。短距離と市内運行中心のため充電所が多い電気自動車が有利だ。中型以上のトラックと高速バスなど長距離運行が頻繁な車種は水素自動車に優先順位を置く。水素自動車は電気自動車に比べ走行性能が優秀で、1回の充填での走行距離が長いためだ。

具体的な量産時期も公開した。来年にはカウンティの電気自動車モデルと市内バスの水素自動車モデル、2021年には高速バスの水素自動車モデルと中型低床バスの電気自動車モデルを量産する。2022年にはマイティの電気自動車モデルと大型トラックの水素自動車モデル、2023年にはソラティと中型トラックの水素自動車モデルを発売する。

現代自動車は親環境商用車供給契約を活発に締結している。2025年までにスイスのH2エネルギーに大型水素トラック1600台を供給することにし、韓国政府とは2020年以降に警察バス820台を水素自動車に置き換えることで合意した。

◇中国・四川工場に大規模資金投入

現代自動車は既存の内燃機関商用車販売を増やす案もまとめている。これまで生産していなかった「新概念トラック」も開発する。既存の小型トラックよりさらに小さいコンパクトトラックなどが代表的だ。

同社関係者は「年末までに市場調査と事業妥当性検討を終えた後に推進するかどうかを決めるだろう」と話した。商用専門整備協力業者を現在の100社から来年末までに120社まで増やす。高難度修理を専門にする直営整備センターも追加で設立する計画だ。

現代自動車が商用車に力を入れる理由は全州(チョンジュ)工場と中国・四川工場など商用車製造工場の事情がますます悪化しているためだ。現代自動車は1~8月に2万8097台の商用車(軽商用車除く)を内外で売った。前年同期の3万2821台と比較すると14.4%減った。

中国内での実績も振るわない。中国で商用車を生産する四川現代の販売台数は月間数百台水準に落ち込んだ。2年前まで月間3000台ほど販売していたことと比較すると「販売の崖」水準だ。業界関係者は「乗用車市場では電気自動車が優位に立てるが、長距離走行が必須である商用車は水素自動車が大勢になる可能性が大きい」と話す。

現代自動車は四川現代に大規模資金も投じる計画だ。資本割れに陥った四川現代に来年までに2000億ウォン以上の大規模増資をする方式だ。合弁パートナーだった南駿汽車と決別し50%の株式全量を取得して100%子会社に転換する案も検討している。