韓経:DRAM価格下落も韓国半導体は善戦…「営業利益3.3兆ウォン、4-6月期並み」

  • 2019年10月9日

サムスン電子半導体部門の今年7-9月期の営業利益が前期(4-6月期、3兆4000億ウォン)と似た水準となった。主力製品のメモリー半導体の価格は4-6月期よりも落ちたが、サーバー・スマートフォン会社の需要が回復し、価格下落を相殺したという分析だ。産業界では半導体業況が来年から回復するという見方が多い。

金融投資業界によると、今月に入って証券会社が提示したサムスン電子半導体部門の7-9月期の営業利益推定値は3兆2250億-3兆5880億ウォン。平均(コンセンサス)は3兆3730億ウォン(約3000億円)で、4-6月期の営業利益に比べてやや少ない。証券会社の関係者は「サムスン電子が7-9月期に前期と似た3兆3000億-3兆4000億ウォンの営業利益を出した」と話した。

DRAMエクスチェンジによると、DRAMの固定価格(DDR4 8GB PC汎用製品基準)は7月に2.94ドルと前月比11.2%下落した後、9月までほぼ同じ価格を維持した。価格は底だが営業利益が前期と大差がなかったのは供給量が増えたからだ。NH投資証券によると、7-9月期にサムスン電子のDRAM、NAND型フラッシュメモリー出荷増加率はそれぞれ30.0%、12.0%と推定された。

半導体業界では第5世代(5G)移動通信拡散によるスマートフォン会社の購買増加、グーグル・アマゾンなどサーバー会社の需要回復の影響が大きかったという分析が出ている。サムスン電子の秦教英(チン・ギョヨン)メモリー事業部長(社長)はこの日、ソウル三成洞(サムソンドン)コエックスで開催された半導体展(SEDEX2019)で記者ら対し「7-9月期は1-3月期、4-6月期と比べてサーバー会社の需要が良かった」と述べた。

非メモリー半導体を生産するシステムLSI事業部とファウンドリー(半導体受託生産)事業部も善戦した。ハナ金融投資のキム・ギョンミン研究員は「4-6月期に続いて7-9月期にもファウンドリーの設備稼働率が100%に近かった」とし「中国市場でカメラのイメージセンサーのシェアが高まっている影響が大きかった」と説明した。

半導体業況の見通しについては「改善」を慎重に予想する声が出ている。メモリー半導体はDRAM価格が底を固め、モバイル、パソコン、サーバーなどを中心に主要顧客の需要が増えると予想される。システム半導体に関してはエクシノス(Exynos)980など5G移動通信用統合チップセット(SoC)の本格的な量産が予想される。ファウンドリーは7ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)工程の技術力を基礎に新規顧客の確保が可能だということだ。

「慎重論」も続いている。7-9月期の需要回復は日本の半導体核心素材輸出規制による不安心理と中国ファーウェイ(華為技術)の先制的な在庫蓄積によるもので「傾向的な回復」とは見なしがたいという指摘だ。メリッツ総合金融証券のキム・ソンウ研究員は「製品会社の需要が大幅に増えない限り、10-12月期のDRAM価格は7-9月期に比べて10%ほど下落する可能性が高い」とし「NANDの場合も価格が反騰しても10%前後にとどまるだろう」と予想した。