韓経:世界自動車市長1位狙うトヨタ…「中堅三銃士」と資本提携

  • 2019年10月1日

日本最大自動車会社のトヨタ自動車がスバル、マツダ、スズキなど中堅自動車会社に相次いで出資している。フォルクスワーゲングループやルノー・日産アライアンスを抑えて世界1位になるための戦略とみられる。日本国内では中堅車会社が「トヨタの傘」に入り、「ワントップ」のトヨタの影響力がさらに強まるという見方が出ている。

◆トヨタ、次世代技術競争で友軍を確保

トヨタは27日、中堅自動車会社のスバルに追加で出資し、持ち株比率を従来の16.8%から20.0%に高めた。持ち株比率が20%以上になり、スバルはトヨタの持分法適用対象になった。スバルの連結決算がトヨタに影響を与える構造になり、今後、スバルの経営でトヨタの影響はさらに強まる。

トヨタは8月、スズキとの資本提携を発表し、スズキの株式4.94%を取得した。2017年にはマツダの株式5.05%を取得している。

トヨタが中堅会社との提携関係を強化するのは、先端技術の開発と普及で効率性を高めるための措置と分析される。コネクテッドカー、自動運転車、電気自動車など次世代技術競争で外国のライバルに遅れをとらないための対策という説明だ。

トヨタは現在、自動運転関連技術を開発するためにソフトバンクと提携してモネ・テクノロジーズという会社を設立した。この会社にはトヨタが絶対的支配権を確保したダイハツ工業と日野自動車だけでなくスバル、マツダ、スズキも参加している。最近トヨタが中堅会社と資本提携を進めているのは、こうした技術同盟をさらに強化するためと解釈される。

さらにスバルは水平対向エンジン、マツダはロータリーエンジンなど電気自動車分野に広く活用できる独自のエンジン技術を保有し、技術シナジー効果も小さくないと期待している。トヨタ自動車の豊田章男社長は「トヨタとスバルが互いに強みを持つ部門で関係を深めていく」と述べた。

◆グローバル市場でフォルクスワーゲンとルノーを上回る

トヨタが日本中堅車との提携を強化するのは、グローバル競争で生き残るために規模を拡大しようという意図もある。527万台規模の日本自動車市場で「トヨタグループ」のシェアは65%となる見込みだ。

フォルクスワーゲングループやルノー・日産アライアンス(ルノー・日産・三菱アライアンス)との規模競争でリードするために日本自動車会社との協力を最大化するという考えがトヨタの動きを催促した。

昨年基準でトヨタ(1060万台)と持分法適用対象のスバル(100万台)の生産台数を合わせると1160万台となる。世界トップ争いをするフォルクスワーゲングループ(1083万台)とルノー・日産アライアンス(1075万台)を上回る。

トヨタは2007年、米GMを抜いて世界1位になった。2010年にブレーキ問題で大規模リコールを経験した後はトップから遠ざかり、フォルクスワーゲンの「ディーゼルゲート」直後の2016年にまた1位になった。その後はまた1位から順位が落ちた。

トヨタの経営はアウディやポルシェなど独自モデルを傘下に置くフォルクスワーゲングループを参考にしているという見方もある。市場の変化に迅速に対応するためにスバルの四輪駆動車やスズキの軽自動車など多様なラインナップを構築しているということだ。

中堅会社の長所もトヨタの弱点を補完すると期待される。特に軽自動車分野に集中してインドなど新興国市場で頭角を現してきたスズキはトヨタにない強みが少なくないと評価される。米国市場でのスバルの位置づけが米国市場で新たな武器になるという見方もある。