「一番の貢献者」は半導体…サムスン電子、10-12月期営業利益5兆超え

  • 2015年1月30日

サムスン電子の社旗。(写真提供=韓国経済新聞社)

サムスン電子の昨年10-12月期の営業利益が5兆2900億ウォン(約5702億6200万円)と最終集計された。4兆ウォン台にかろうじて入った昨年7-9月期(4兆600億ウォン)より営業利益が30%増え、今年の実績改善に対する期待が高まっている。半導体・ディスプレイを担当する部品(DS)部門が3兆ウォン以上の営業利益を出し、実績反騰を導いた。しかし年間基準では9年ぶりに売り上げが減少し、すぐにも売り上げから引き上げなければならないという課題を残した。

◆10-12月期の営業利益率10%台に回復

サムスン電子は29日、企業説明会(IR)を通じて昨年10-12月期に売り上げ52兆7300億ウォン、営業利益5兆2900億ウォンを記録したと明らかにした。売り上げ対比営業利益率も昨年7-9月期8.6%から10-12月期10.0%に上昇した。

事業部別にはDS部門の活躍が際立って見えた。昨年10-12月期に3兆1300億ウォンの営業利益を上げて会社全体の実績改善を導いた。DRAM好況で半導体が2兆7000億ウォンの利益を出し、7-9月期にかろうじて赤字を免れたディスプレイはTV販売の好調などにより10-12月期の4700億ウォンのサプライズ営業利益をおさめた。スマートフォンを担当するIT・モバイル(IM)部門の営業利益は昨年7-9月期(1兆7500億ウォン)よりは増えたが2兆ウォンに至らない1兆9600億ウォンを記録した。

年間基準では売り上げと営業利益ともに減少した。売り上げは昨年が206兆2100億ウォンで前年対比9.8%、営業利益は25兆300億ウォンで32%減少した。売り上げが減少したことは2005年以降9年ぶりだ。

今年の1-3月期に大幅の実績改善は困難であるとみえる。1-3月期は伝統的に半導体、スマートフォン、TVなどのオフシーズンだ。証券街ではサムスン電子の1-3月期営業利益が5兆ウォンを越えることは難しいとみている。

◆「額面分割は検討する時間が必要」

サムスン電子はこの日、決算配当額を普通株1株あたり1万9500ウォンと決めた。2013年における1株あたりの決算配当額1万3800ウォンより40%ほど増やした。サムスン電子は当初「前年比で30~50%増やす方案を積極的に検討中」と明らかにした。株式額面分割については長期課題とした。サムスン電子IRチームのイ・ミョンジン専務はカンファレンスコールにおいて額面分割の可能性を尋ねる質問に対し「会社と株主に長期的に及ぼす影響を知るために検討する時間が必要」と話した。米国証券市場上場の可能性についても「色々な状況を考慮して中長期的に検討する必要性がある」と答えた。

今年の設備投資規模は「昨年(23兆4000億ウォン)より増加するだろう」と明らかにした。既存設備の維持・保守の他に京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の半導体工場建設が本格化しているだけに設備投資規模が25兆ウォンを越える可能性が大きい。京畿道華城(ファソン)に作っている新規半導体ライン(17ライン)の一部では当初のDRAMのみ生産するだろうという業界観測と異なり、システム半導体も生産することになった。次世代戦略スマートフォンであるギャラクシーS6に自社アプリケーション・プロセッサ(AP)の「エクシノス(Exynos)」を全量搭載することにするなどシステム半導体需要が増えているためと分析される。