韓経:「世界最大石油会社のアラムコ、現代自動車と水素エネルギー分野で協力」

  • 2019年6月26日

世界最大の石油会社であるサウジアラムコが韓国で水素エネルギー協力の強化に乗り出した。同社のアミン・ナセル最高経営責任者は25日に現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長と会い水素エネルギー分野の協力強化を話し合ったという。

業界によると、この日サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の訪韓に先立ち韓国を訪れたナセル社長は鄭首席副会長に「現代自動車と水素エネルギー分野で協力したら良いだろう」との意向を伝えた。ナセル社長はダーランにあるキングファハド大学で石油工学を専攻し、1982年にサウジアラムコにエンジニアとして入社してから30年以上かけて社長の座に就いた。

世界最大の石油会社であるアラムコが水素エネルギー分野で現代自動車に協力を要請したのは、石油精製にだけ依存している構造を脱皮しようという戦略に従ったものという分析が出ている。

特に水素エネルギー分野で多くの研究実績を積み実証的に車も生産した現代自動車との多様な協力を期待しているという説明だ。ナセル社長は韓国に来る直前の18日にサウジアラビアで同国の水素インフラ企業エアプロダクツとともに初めての水素ステーションを開設した。

ナセル社長は現代自動車などをはじめとする韓国企業の研究開発能力が優れていると判断し韓国にさらに多くのプロジェクトを発注して追加投資に出る計画だという。

アラムコは原油探査から開発生産に続き精製、石油化学、流通販売などまで石油生産と消費など全分野に関与している。世界の13.3%の生産を占めている。韓国でもエスオイルの株式63.46%、現代オイルバンクの株式17%を保有している。

アラムコが筆頭株主であるエスオイルは26日に残渣油高度化施設(RUC)とオレフィンダウンストリーム(ODC)石油化学工場竣工記念式を行う。エスオイルはこの席で5兆ウォン規模の追加投資計画も発表する計画だ。2023年まで「石油化学のコメ」と呼ばれるエチレンを年間150万トン生産するスチームクラッカーを建設する予定だ。石油会社を超えエネルギー化学企業として浮上するという構想だ。

アラムコは昨年債券を発行しながら2240億ドルの営業利益が公開され話題を呼んだりもした。