韓経:【社説】「6・25は北侵」堂々と主張した金正恩に厳重に警告しなくては

  • 2019年6月24日

北朝鮮の指導者金正恩(キム・ジョンウン)が21日に平壌(ピョンヤン)・牡丹峰(モランボン)の朝中友誼塔を習近平中国国家主席とともに参拝した後、「朝鮮(北朝鮮)が侵略を受け防御する過程で中国人民支援軍が払った勇敢な犠牲を永遠に記憶する」と話した。北朝鮮の不法奇襲南侵で数百万同胞の命を奪った6・25戦争(朝鮮戦争)を韓国と国連軍が侵略した「北侵」と堂々と主張したのだ。

核・ミサイル挑発にともなう国際社会の制裁でコーナーに追い詰められた金正恩としては唯一の同盟国である中国の支援がいつになく切実な境遇だ。そのため主要20カ国(G20)首脳会議に先立ち北朝鮮を訪問した習主席を手厚く歓待し、朝中友誼塔に案内して「血盟」を改めて強調したかったのだろう。朝中友誼塔は6・25当時北朝鮮を支援し韓国に侵攻した中国共産軍を記念して1959年に建てた中朝同盟の象徴とされている。

だが金正恩が6・25を北朝鮮が「侵略された戦争」と公然と言及したのはとうてい見過ごすことのできない妄言だ。6・25は日曜日である1950年6月25日の明け方に北朝鮮の金日成(キム・イルソン)が韓半島(朝鮮半島)赤化統一に向け奇襲南侵して起きた歴史的事実で、その降解除された旧ソ連などの機密文書を通じても確認された。その時代を経験した数多くの生き証人もいる。北朝鮮軍はソ連製戦車など圧倒的な戦力によりわずか3日でソウルを占領し、2カ月余りの間に洛東江(ナクトンガン)防衛線まで破竹の勢いで踏みにじった。世界のどこの国が先に侵略しながら何の備えもなくこのように押され踏みにじられただろうか。

南北和解がいくら重要でも北朝鮮の「6・25北侵論」に対し厳重に警告しなければならない。あすは6・25勃発69周年だ。とんでもない北侵主張を放置しては自由な大韓民国を守ることはできない。祖国を守って散華した護国英霊たちが見守っている。