ドイツ国債の金利、日本国債を下回る

  • 2015年2月5日

ドイツの国債金利が初めて日本を下回った。専門家は「欧州中央銀行(ECB)が大規模な量的緩和に踏み切るうえ、欧州が日本のように低成長とデフレの悪循環を経験しているという投資家の懸念も作用した」という見方を示した。

10年満期のドイツ国債の金利は3日(現地時間)、年0.30%だった。10年満期の日本国債の金利(年0.33%)より低い。この1年間にドイツ国債の金利は1.3ポイントほど下がった。日本国債の金利は2012年上半期から年1%以下で維持されているが、ドイツ国債の金利が日本より低くなったのは初めて。

投資銀行(IB)は「低い金利にもかかわらず投資家がドイツ国債を購入するのは、ユーロ圏(ユーロ使用19カ国)経済が日本のような長期不況に入ったという懸念のため」と分析した。

一方、先月22日に発表されたECBの量的緩和計画は、国債市場に続き社債市場にも影響を及ぼしている。スイス企業ネスレが発行した4年満期のユーロ建て社債はこの日、マイナス金利(年-0.008%)で取引された。国債より投資リスクが大きい社債のマイナス金利は初めて。