韓経:貿易戦争で守勢に立つ習近平、レアアース輸出中断を検討

  • 2019年5月21日

米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席が米中貿易戦争で相手の弱点を狙った攻勢を強化している。トランプ大統領は中国の先端産業育成策である「中国製造2025」に対する露骨な警戒心を示し、習主席は先端産業の核心素材に使われるレアアースを米国に対する報復カードとして検討している。

トランプ大統領は19日、フォックスニュースとのインタビューで、「中国は世界を掌握することを望んでいる。彼らは『中国製造2025』を持っている」と話した。中国製造2025は中国政府が先端技術をはじめとする質的な面でも世界最大強国に変貌するという意志を込め10大戦略事業を育成するとして2015年に宣言したプロジェクトだ。米中貿易交渉でも核心争点として議論されてきた。

トランプ大統領は「中国が完全に死につつある」として関税賦課の正当性も強調した。その上で中国とはどのような方式で貿易合意がなされても五分五分の合意にはなり得ないと述べた。

これに対抗して習主席は20日に江西省を視察しレアアース事業に対する大きな関心を見せた。中国が米中貿易戦争でレアアースを会心のカードとして切る可能性が提起されている。レアアースは半導体など先端製品の原料で中国が世界生産量の95%を占めている。中国が対米輸出を中断すれば米国に少なくない打撃を与えることができる。

習主席はこの日米中貿易交渉責任者である劉鶴副首相を同行して江西省の金力永磁科技を参観した。