韓経:「運転席なしで動くミニバス」…KT、5G自動運転車市場に本格参入

  • 2019年4月26日

「2019 WORLD IT SHOW」の観覧客が25日、KT展示館で自動運転車「WITH:US」に搭乗して5G移動通信とつながったVR機器を体験している。(写真提供=KT)

韓国通信大手のKTが第5世代移動通信システム(5G)を基盤とした自動運転車事業に本格的に参入する。

KTは25日、ソウル三成洞(サムソンドン)COEXで開かれた「2019 WORLD IT SHOW」で自動運転専門企業「Unmanned Solution」と共に自動運転サービスを推進すると発表した。Unmanned Solutionが開発した自動運転シャトルバス「WITH:US(ウィズ・アス)」にKTの5G遠隔管制システム「5Gリモート・コクピット」を適用する方式だ。WITH:USは走行過程に運転者の介入が必要のない「レベル5」の完全自動運転車だ。搭載センサーでも自動運転は可能だが、5G技術を加えればサービスの精度がさらに向上する。交通情報をリアルタイムに受信すれば、予測が難しい事故を予防する補助的役割を果たすことができるという説明だ。2社は今年7月、ソウル上岩洞(サンアムドン)で試験運行を開始する予定だ。

テーマパークや産業団地に特化した自動運転車事業も準備中だ。高齢者や障がい者など交通弱者を対象にした1・2人乗り完全自動運転車を供給するのが骨子だ。工場や物流センターなどで使える自動運転運送手段の自動運転ロボット(AMR)も年内に公開する計画だ。

この日の行事場所には、KTの5G技術とつながったWITH:USが展示された。観覧のために車両内部に入ってきた観覧客のうち、相当数は運転席が初めから設置されていない点に違和感を感じているようだった。運転者のいない完全自動運転が可能だという説明に「もうそれが可能なのか。信じられない」と言って感嘆の声を上げた。WITH:USの片方の壁面の一部には利用者の現在地を知らせるディスプレイ画面が設置されている。ギガライブTVとバーチャル・リアリティ(VR)グラスなども備えている。KTとWITH:USは実際の運行車両に5G体験が可能な機器を備えつける方案を検討中だ。

KTコネクティドカービズセンターのチェ・カンリム・センター長(常務)は「5G技術を商用自動運転サービスに積極的に活用する計画」としながら「中小企業と協力して自動運転生態系を構築していく」と話した。