韓経:ストで崩壊するルノーサムスン…3月の販売「半減」

  • 2019年4月2日

ルノーサムスン自動車の先月の内外での自動車販売台数は半減した。仏ルノー本社と同盟を結んだ日本の日産がルノーサムスン労働組合の長期ストを理由に今年のスポーツ多目的車(SUV)「ローグ」の委託生産台数を40%ほど減らし直撃弾を受けた。

ルノーサムスンは1日、先月の内外販売台数が前年同月より49.0%の急減となる1万3796台と集計されたと発表した。釜山(プサン)工場の年間生産台数の半分を占めてきたローグの輸出台数が減ったのが大きかった。先月北米向けに輸出したローグは5779台で、前年同月の1万3751台より58.0%急減した。

ルノーサムスンの販売台数は1月と2月も前年同月よりそれぞれ37.3%と26.7%減った。日産はルノーサムスンのスト長期化を理由に今年のローグ委託生産台数をこれまでの10万台から6万台に減らすことにした。

「忘れていた『暗黒期』が再来したようだ」。

ルノーサムスン従業員の間ではこうした嘆きが続いている。従業員の懸念の通り、ルノーサムスンは1-3月期に2015年以降で最悪の成績表を受けた。2014年9月に日産ローグを受託生産してから初めて四半期販売台数が4万台を下回った。ルノーサムスンは1―3月期に内外で3万9210台の車両を売った。ローグを受託生産する直前の2014年4-6月期の3万7545台と同水準だ。

◇3カ月連続で販売不振

ルノーサムスンは先月1万3796台を販売したと1日に発表した。昨年3月の2万7059台と比較すると49.0%減った。2月の1万1721台よりは増えたが、季節的要因を考慮すると2014年9月以降で最悪水準というのが同社関係者の説明だ。ルノーサムスンがローグを受託生産してから3月の販売台数が2万台以下に落ちたのは今年が初めてだ。

同社の「販売の崖」は1月に始まった。今年に入って3カ月連続で販売台数が1万5000台を下回った。

労働組合の長期ストが販売急減の最大の原因として挙げられる。ルノーサムスン労組は昨年10月から基本給引き上げを要求して部分ストを繰り返している。先月末まで52回、210時間にわたりストをした。今年に入ってからはストの頻度がさらに増えた。会社側によるとストによる損失規模は2352億ウォンで、これは車両基準1万2020台に達する。

ストが続くと車両生産を委託していた顧客の日産が台数を減らし始めた。昨年3月に1万3751台に達したローグの輸出台数(販売台数)が先月5779台に減った理由だ。ストは内需販売にも否定的な影響を及ぼしている。業界関係者は「ルノーサムスンが昨年下半期以降積極的に販売価格を下げたが今年に入ってから内需販売台数は減り続けている。労組の長期ストと受託生産台数縮小など否定的なニュースが相次いで出ており消費者が購入を避けているため」と話した。

「さらに大きな危機訪れる」

業界では「ルノーサムスンの本当の危機は今月から」という診断を出している。日産は最近ルノーサムスンに今年のローグ委託台数を40%減らすと通知した。当初今年10万台ほどを釜山工場に任せる予定だったが、労組リスクが拡大したことで6万台だけ委託すると計画を修正した。

10月からはローグの生産台数自体がなくなる。ローグの受託生産契約が9月で満了するためだ。ルノーサムスンは仏ルノー本社とローグの後続台数配分を議論してきたが、本社は労組のストと2018年の賃金・団体交渉から終えるべきと釘を刺した。

本社の幹部役員が「3月8日までに賃金団体交渉を決着させなければ新車配分は確約できない」と警告したが進展はなかった。ルノーサムスン労使は1日にも賃金団体交渉を再開したが意見をまとめることはできなかった。10月以降は月間販売台数が5000~6000台水準に落ち込む可能性が大きいとの懸念が出ている。

ルノーサムスンの競合会社である韓国GMと双竜自動車は3月の販売台数が増えた。韓国GMは先月4万2996台を販売した。前年同月より4.2%、前月よりは31.4%増えた規模だ。双竜自動車は前年同月より19.5%増加した1万3590台を売った。現代自動車の3月の販売台数は1年前より2.2%減った。起亜自動車は昨年3月と同水準の販売台数を記録した。