韓経:「破壊的革新中のK-POP・Kゲーム…韓国が世界市場『本部』になる」(1)

  • 2019年3月20日

チョン・ウクJYPエンターテインメント代表

「美しいだけで魅力のない子たちと私は違う、違う、違う」

19日、韓国最大の企業説明会(IR)イベント「コリア・インベストメント・フェスティバル2019」が開かれたソウル汝矣島(ヨイド)63コンベンションセンターにガールズグループ「ITZY(イッジ)」のヒット曲『DALLA DALLA』が響いた。華やかなミュージックビデオ(MV)の映像と共に、チョン・ウクJYPエンターテインメント代表が壇上に上がると場内がざわついた。携帯電話を取り出して撮影する投資家も目についた。

チョン代表は「映像で見てもらったように、華やかな群舞とさまざまな色のミュージックビデオがK-POPの競争力」と話した。チョン代表は「YouTubeで人々を引き込むには視覚的な刺激が最も重要だ」とし「防弾少年団(BTS)、TWICE(トゥワイス)などはここに最適化された能力を備えている」と説明した。続いて「スマートフォンの普及と通信技術の発達で、いつどこででも動画と一緒に音楽を鑑賞できる環境がつくられ、K-POPに新たな機会が開かれている」と強調した。

◆海外人材集まるK-POP市場

JYPは昨年初めて時価総額1兆ウォン(約986億円)を突破した。大手芸能事務所のYGエンターテインメントに続いてSMエンターテインメントまで抜いて韓国エンターテインメント代表株に君臨した。

JYPの独歩的な成長に対してチョン代表は「YouTube、Spotify(スポティファイ)などストリーミング(リアルタイム再生)企業の登場でコンテンツ市場が新たな機会を得た状況で、先制的にシステムを整備したのが秘訣」と説明した。

JYPは2015年に音源を事前に審査する「Run Voting Committee」を構成した。さまざまな分野で構成された15~20人の審査委員が各自の意見を述べ、基準を通過した音源だけを発表するシステムだ。2016年には会社を4つのレーベル(レコード会社)に分けて、さまざまなカラーの音楽が競争できる構造を用意した。昨年はソウル城内洞(ソンネドン)の新社屋に移転して作曲、録音、振りつけまで一度に作業できる「ワンストップシステム」を備えた。JYPの売り上げは2013年以降、安定的に増加し、5年で6倍以上伸びた。投資家が中長期的に投資できる上場企業として新たに生まれ変わったという評価だ。

チョン代表は「K-POPの発展の可能性は依然として大きい」と強調した。過去、K-POP市場は日本や中国、東南アジアなどに限定されていたが、今では南アメリカや欧州も安定した市場として位置したというのがチョン代表の見解だ。

JYPは中国テンセント・ミュージック、日本ソニーミュージックと提携して、現地の人材で構成されたアイドルグループプロジェクトを進めている。チョン代表は「世界各地の歌手志望者が韓国に集まっている」とし「韓国が世界音楽産業の本部になれる」と話した。

今年、株価が倍近く急騰したCUBE(キューブ)エンターテインメントのクォン・イクジュン副社長(COO)も「世界市場を注目している」と話した。クォン副社長は「中国のNetEase Cloud Music(網易雲音楽)、日本のユニバーサルミュージックジャパンなど、現地事情に明るいパートナーと協力を強化している」とし「グローバル進出のために今後も外国人アーティストの確保に注力していく」と話した。