韓経:駐米韓国大使「起亜自動車のおかげでジョージアの死にかけていた町が生き返った」

  • 2019年3月20日

趙潤済駐米大使(左)とハリス駐韓米大使が18日に起亜自動車ジョージア工場で自撮りしている。

趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米韓国大使とハリス駐韓米国大使が18日に起亜(キア)自動車ジョージア工場を訪れ、声をそろえて賛辞を送った。両大使はこの日、韓米同盟を強固にするため米国主要都市を訪れる「大使との対話」の最初の行事として起亜自動車ジョージア工場を訪問した。

ハリス大使は趙大使とともに工場を視察した後、ツイッターに「(起亜自動車が)10年間で米国に11億ドルを投資し3000件の雇用と300万台の車を作り出した」として謝意を明らかにした。

趙大使もフェイスブックに「起亜自動車によってジョージアの死につつあった町が生き返ったという。少し前まで韓国を貧しく危険な国と思っていた現地住民らがいまでは太極旗がひるがえる韓国企業で働くのを非常に誇らしく思う」と紹介した。

ジョージア州で起亜自動車は地域経済を生き返らせた会社と評価されている。ジョージア州の経済は1980年代に主力産業だった紡織産業が安い労働力を求めて中国など海外に移転してから揺らぎ始めた。ここにフォードとゼネラルモーターズ(GM)の工場が金融危機により2007年と2008年に相次ぎ閉鎖し地域経済はパニックに陥った。

起亜自動車はこうした状況で2009年にジョージア工場への投資を決めた。起亜自動車とともに部品企業の現代モービス、現代パワーテックなどの工場も入り地域経済は次第に活力を取り戻した。起亜自動車の工場があるウエストポイント地域の失業率は2009年の12.3%から昨年は3.3%まで下落した。「起亜自動車のおかげで死にかけていた町が生き返った」という話が出る背景だ。

趙大使は「現地の政治家らも起亜自動車の工場をしばしば訪問しているという。韓国企業の活動のための強固な援軍と言え、これをウィンウィンという」とした。

趙大使とハリス大使は起亜自動車がジョージア工場で生産し始めた高級大型スポーツ多目的車(SUV)の「テルライド」に試乗もした。この車は北米市場を狙ったモデルで、今年の米プロアメリカンフットボール優勝決定戦「スーパーボウル」の広告にも登場した。

両大使は19日にはテキサス州オースチンにあるサムスン電子の半導体工場に立ち寄る予定だ。北朝鮮の核問題によりいつになく韓米同盟が重要な状況で両大使が同盟の力を確認する1番目と2番目の行事として米国で雇用を創出する起亜自動車とサムスン電子の工場訪問を選択したのだ。趙大使とハリス大使は引き続き23日までカリフォルニア州サンフランシスコ、コロラド州デンバーを回り公開懇談会などに参加する計画だ。

趙大使はフェイスブックを通じ「各種公開行事で現地住民が心配している内容と彼らの暮らしで韓米同盟が持つ意味を説明したい」と伝えた。彼は「70年前にあなたの父や祖父が聞いたこともできないところで払った犠牲の種がいま大きく立派な木として育ち、われわれがその果実と庇護を享受している」と強調した。