韓経:韓国の輸出の柱のIT産業に「非常灯」…半導体除けば5年連続下り坂

  • 2019年3月18日

半導体を除いたIT産業輸出が5年連続で減少したことがわかった。今年に入ってからは半導体輸出まで30%近く減り、IT産業輸出に非常灯が灯ったとの懸念が出ている。

韓国経済研究院が17日に明らかにしたところによると、科学技術情報通信部のIT産業輸出入統計を分析した結果、半導体を除いたIT輸出額は2013年にピークとなってから下り坂を歩んでいる。

IT輸出額は1996年の412億ドルから昨年は2204億ドルと年平均8%近く増加した。2017年から2018年の2年間には年16.5%増えた。同じ期間に半導体輸出額が997億ドルから1282億ドルに28.5%増加したおかげだ。

だが半導体を除いたIT輸出額は昨年992億ドルで、2010年以前の水準に後退した。半導体を除いたIT輸出は2013年の1155億ドル以降減少が続いている。

IT産業は▽電子部品▽コンピュータと周辺機器▽通信と放送機器▽映像と音響機器▽情報通信応用基盤機器の5部門20品目に分類される。このうち半導体を含めた電子部品部門を除く残り4部門のIT輸出の割合は1996年には54%と半分を上回ったが昨年は25%と大幅に減った。

IT輸出を牽引する有望製品が見られないのも問題だ。20のIT産業品目のうち半導体を除き2015年以降に輸出が増えた品目はプリント基板と測定制御分析機器、医療用機器など5品目にすぎなかった。これら品目が2018年にIT輸出全体で占める割合も8.2%にとどまり、半導体輸出の代替効果を期待するのは容易でない。

韓国経済研究院のチュ・グァンホ雇用戦略室長は「20年以上輸出のドル箱だったIT産業が輸出崩壊の兆しを見せている。今年に入り半導体輸出も減少し半導体による錯視効果がなくなればIT産業輸出危機が本格化するだろう」と指摘した。