韓経:全世界に刻印された「不思議な国・北朝鮮」

  • 2019年2月28日

第2回米朝首脳会談が開かれるベトナム・ハノイでは北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の一挙手一投足が話題になっている。「ワールドスター」が羨ましくないほどだ。「ニュースメーカー」として注目を引くには、金正恩がドナルド・トランプ米国大統領に「判定勝ち」を収めたという評価が出ている。

金正恩は23日に平壌(ピョンヤン)を出発してからスポットライトを一身に受けている。平壌からハノイまでなんと66時間がかかる特別列車行を選んだからだ。3時間30分余りの飛行機の代わりに列車に乗ると、外信は「想像を超えた行軍」と表現した。

金正恩のささいな現地の動きももちろんニュースの種になっている。金正恩は26日、ハノイの最初の日程として北朝鮮大使館を訪問した。金正恩が建物に入ると北側関係者たちは「万歳」を叫んで歓呼した。雷のような拍手の音は外で待機していた取材陣にも大きく聞こえるほどだった。

金正恩の「防弾警護団」は今回も話題になっている。がっしりした男性12人が「V字隊形」で金正恩の車両を取り囲み、走りながら警護して「人間盾」「防弾警護団」と呼ばれている。昨年4・27南北首脳会談と6・12米朝首脳会談でも北朝鮮の独特の鉄桶防御は全世界の耳目を集中させた。外信も彼らを「ランニング・ボディーガード」と呼んで報じている。

金正恩の通訳者も「弾丸通訳者」と呼ばれて関心を集めている。金正恩の通訳者は26日、ドンダン駅でベトナム政府関係者に歩いていく金正恩に向かって走って追いかけた。ワシントン・ポスト(WP)はこの場面を添付しながら「疾走する通訳者(sprinting translator)」というタイトルの記事を出した。「通訳者としては才能が惜しい。短距離ランナーの選手としてオリンピック(五輪)に出場するべきだ」というコメントがつけられた。

金正恩の妹であり北朝鮮労働党中央委員会第1副部長である金与正(キム・ヨジョン)が両手で灰皿を持って金正恩の吸殻を受ける姿は戯画化対象になった。外国人は金正恩の権威的な行動と北朝鮮指導部の随行方式を理解できないという反応だ。「灰皿シャトルも辞さない北朝鮮の極限職業」という評価も出てきた。

専門家は金与正の行動が金正恩のDNA情報流出を防ぐためのものとみている。北朝鮮関係者は「金正恩が王として君臨する北朝鮮の状況が海外では不思議なものに映るだろう」と話した。