韓経:【コラム】駐韓米国大使の疎通の歩みに遺憾

  • 2019年2月21日

「遺憾(regret)に思います」。

在韓米国大使館が20日に予定されていたハリー・ハリス大使の記者懇談会をキャンセルすると一方的に通知したため出した返答だ。韓国外交部担当記者団全体を対象にした懇談会だったが具体的な説明もなかった。米国大使館報道官は「キャンセルではなく延期だ。(理由は)答える立場にない」とだけ話した。キャンセルの通知も懇談会前日の19日真夜中に行われた。大使館側は外交部記者団の抗議に対し、申し訳ないという言葉ばかり繰り返した。

ハリス大使の記者懇談会の取り消しはすでに2度目だ。米国大使館は13日に懇談会を予定したがわずか5日前に突然取り消した。当時も明確な理由さえ明らかにしなかった。「米朝会談を控えている」ということが表面的な理由だった。

ハリス大使の今回の懇談会は第2回米朝首脳会談を1週間後に控え、いつ以上に関心が集まっている状況だった。米朝非核化交渉の内容が霧の中に隠れている分、主な関係者の発言の助詞1つにも世界が注目している。

大使館側が2回連続で懇談会をキャンセルしたことに関して解釈が分かれている。22日頃にベトナム・ハノイで開かれる米朝間最終実務交渉を意識したという話が出る。ハリス大使の発言がデリケートな交渉の局面に変数として作用する可能性があるという分析だ。米国務省から延期するように指示されたのではないかという推測も出ている。しかし、今回の懇談会は米朝首脳会談の開催日程が確定した後で11日に米国の要望により設定されたという点から大使館の態度は容易に納得しがたい。

米国大使館のこのような一方的な態度に不快感を覚えたのは今回が初めてではない。ハリス大使が昨年7月に韓国に赴任した後、8月に初めて行われたメディア懇談会の時のことが思い浮かんだ。大使館は当時報道機関6社だけ招いた。残りの報道機関は「まんまとやられた」というような状態だった。

ハリス大使は前任者に劣らず韓国に対する愛情と共に韓米同盟の重要性を強調している。しかし、駐在国の国民を代表する韓国メディアとの「約束」を繰り返し一方的に破り、疎通の側面で惜しいという指摘は避けられなくなった。ハリス大使の変化に期待する。