韓経:「13億の消費市場をつかめ」…韓国企業インド投資急増

  • 2019年2月8日

起亜自動車は先月29日、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州アナンタプル工場で小型スポーツ用多目的車(SUV)SP2iの試験生産を始めた。当初ことし8月の工場竣工と共に本格的に量産を始める計画だったが、6カ月以上早く生産を始めた。インド政府が工場稼動を前倒しするよう要請したという話も出ている。韓国企業の誘致に努めてきたナレンドラ・モディ政府は4月に総選挙を控え、これまでの経済成果を強調するために力を注いでいる。

インド経済が急速に成長し、韓国企業の投資も急増している。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると昨年1~9月に韓国の対インド投資額は8億1600万ドル(約800億9500万円)に達した。前年度の年間投資額5億1400万ドルを9カ月で越えた。

大企業が投資を主導している。サムスン電子は昨年7月に北部ウッタル・プラデーシュ州ノイダにある携帯電話工場の規模を2倍に拡大した。低価格型スマートフォンを生産する同工場の年間生産能力は1億2000万台で世界最大だ。

現代自動車は南部チェンナイに年間74万台の生産施設を備えている。第1工場と第2工場で現地人気モデルの小型ハッチバックi10をはじめとして9車種を生産している。キム・ソンソプ現代車インド圏域本部長(専務)は「通常1工場で2~3車種を生産するがインドでは4~5車種を生産しているため効率性が高い」と話した。年産30万台規模の起亜車アナンタプル工場が下半期に完全稼動すれば現代・起亜車を合わせて年間104万台の生産体制が整うことになる。

人口13億5000万人の巨大消費市場が年間7~8%ずつ成長しているということがインド経済の最大の強みだ。人件費が相対的に低く、コスト競争力も優れている。現代車インド工場の製造職職員の賃金は月110万ウォン(約10万7000円)前後だ。

インドは国際輸出のハブの役割もしている。現代車はインドで生産した車両を欧州、中東、東南アジアなどに輸出している。デリーなどの首都圏とチェンナイを中心に500社を越える韓国企業が進出している。

韓国を経済発展モデルとしているインド政府は韓国企業に持続的にラブコールを送っている。インド政府の投資誘致専門担当機関「インベスト・インディア」は「コリア・プラス」という韓国企業誘致専門担当組織まで構成した。インベスト・インディアが専門担当組織を置いている国家は韓国と日本だけだ。スカンド・タヤル元在韓インド大使は「平凡なインドの家庭では自動車・携帯電話・家電など韓国企業が製造した製品を最低2つ以上使っている」とし、「韓国との経済協力関係がさらに拡大することを願う」と話した。