韓経:昨年世界のLNG運搬船の90%を韓国造船大手3社が受注…中国・日本の競争力悪化で反射利益も

  • 2019年1月31日

船舶供給過剰と国際原油価格下落の余波で沈滞に陥った造船業況が昨年から急速に回復している。国際海事機関(IMO)の船舶環境規制強化などにより液化天然ガス(LNG)運搬船を中心に発注が増加しているためだ。現代(ヒョンデ)重工業と大宇(デウ)造船海洋、サムスン重工業の韓国造船大手3社は価格が高く高付加価値船種に挙げられるガス船(LNG運搬船)受注を独占している。韓国造船3社は昨年世界で発注された143億ドル規模のガス船のうち131億ドルを受注した。市場シェアが91.3%に達する。LNGの親環境性が浮上し中国とインドを中心に需要が急増している。今年もLNG運搬船発注が増加するものと造船業界は期待している。

造船大手3社は今年、昨年の289億ドルより14.5%増加した331億ドル規模の船舶と海洋プラント(原油およびガス生産・ボーリング設備)を受注するものと業界は予想している。造船業況が下り坂に入り込んだ2015年の受注額316億ドルを上回る水準だ。造船3社の今年の受注目標は業界の見通しより高い。現代重工業は系列の現代三湖(サムホ)重工業と現代尾浦(ミポ)造船を含め船舶159億ドル、海洋プラント19億ドルなど合計178億ドルを目標にした。ここに大宇造船海洋の80億ドル水準とサムスン重工業の78億ドルの目標値を合わせると336億ドルに達する。

受注残高も増加傾向だ。造船業が好況だった2008年に6870万CGT(標準貨物船換算トン数)に達した受注残高は2017年に1670万CGTと4分の1に落ち込んだ。だが新規受注が増え昨年末の受注残高は2070万CGTで5年ぶりに反騰に成功した。

韓国の造船業を脅かす中国と日本の造船所の競争力にひびが入る兆しを見せている点も好材料に選ばれる。海外の海運会社の間でLNG運搬船など高価船舶は中国の造船所に任せることはできないという雰囲気が広がっているという。三菱、川崎など日本の大手造船会社は航空機械とガスタービンなど非造船業に力を集中し、商船建造市場から撤退する雰囲気だ。