韓経:「北、過去と未来の核は放棄しても現在の核は手放さないだろう」

  • 2019年1月24日

左からビクター・チャ、リサ・コリンズ、スー・ミ・テリーの各氏

ビクター・チャ米戦略国際問題研究所(CSIS)韓国部長は「北朝鮮は過去と未来の核はあきらめても現在の核はつかんでいようとしているようだ」と話した。北朝鮮が豊渓里(プンゲリ)核実験場のように不必要な「過去の核施設」を放棄する準備ができており、未来に核兵器を追加で作らないと明らかにしたが、既に保有している核は放棄しないだろうという指摘だ。

チャ部長は22日、ワシントンDCのCSISでともに勤めるスー・ミ・テリー専任研究員、リサ・コリンズ研究員とともにインタビューしこのように話した。チャ部長を含めたCSIC所属北朝鮮専門家3人はこの日韓国特派員らと共同記者懇談会を行った。

チャ部長は「2回目の米朝首脳会談は(昨年6月に開かれた)シンガポールでの首脳会談の反復になってはならない」と強調した。彼は「2月末に予定された2回目の会談では広範囲な原則ではなく実質的で細部を議論しなければならない。トランプ大統領が本当にしっかり準備されていなければならない」とした。その上で「(2回目の会談で)本当に進展させるには北朝鮮の核申告と非核化のタイムテーブルが合意されなければならない」と話した。非核化過程と関連しては「段階的アプローチあるいは『行動対行動』以外に方法はない」とした。米国と北朝鮮が非核化の原則に合意しても実際の核廃棄過程は段階的に進められるほかないという意味だ。

テリー専任研究員は「米国が北朝鮮の核交渉過程で在韓米軍を縮小できるとみるか」との質問に、「政権と議会のどこにもそれに対する支持はないがトランプ大統領がワイルドカード(予測するのが難しい変数)」と話した。また、「シリアからの軍撤収、マティス国防長官更迭、韓国に対する防衛費分担金2倍増額要求などトランプ大統領の予測が難しい動きを考慮すると(在韓米軍縮小の)可能性を完全に排除することはできない」と付け加えた。

コリンズ研究員は「ワシントンの最大の懸念は米朝首脳会談の予測不可能性」と指摘した。チャ部長ともに北朝鮮の新五里(シンオリ)ミサイル基地に関する報告書を執筆したコリンズ研究員は、「今後北朝鮮ミサイル基地報告書を13回出す計画」と話した。CSISは昨年11月に「北朝鮮のミサイル基地20カ所ほどのうち13カ所を確認した」とし、第一弾としてサッカンモル基地報告書を発表したのに続き、前日には新五里基地報告書を公開した。