韓経:【社説】「北朝鮮の非核化」か「韓半島の非核化」か、韓国政府が明確にする時だ

  • 2019年1月18日

米国と北朝鮮が第2回首脳会談に向けた交渉を急いでいる。昨日、米ワシントンDCに発った金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長はマイク・ポンペオ米国務長官と会談して第2回米朝首脳会談を調整する予定だ。2回目の首脳会談では北朝鮮の核廃棄に対する実質的な進展を実現させる必要があるというのは言うまでもない。昨年、シンガポール第1回米朝首脳会談の時のように北朝鮮の核廃棄に対して具体的な成果は出すことができず一回性で終わったという指摘がこれ以上聞こえてはならないだろう。

そのためにも「非核化」の定義から明確にする必要がある。米ワシントンポスト紙が昨日「北朝鮮の非核化の定義に対する混線が(米朝)会談に暗雲を立ち込めさせる」として韓国政府の曖昧な態度を指摘したのは注目するに値する。「北朝鮮の非核化」と「韓半島(朝鮮半島)の非核化」の中でどちらに定義するかによって大きな違いが発生するしかない。

北核廃棄が目的であれば「北朝鮮の非核化」と呼ぶのが当然だ。しかし、北朝鮮は「韓半島の非核化」をずっと主張してきた。在韓米軍を撤収させ、米国の核傘を先になくそうとする思惑を何度も露骨に表わした。在韓米軍の撤収と韓米相互防衛条約により提供する米国の核傘の撤回を主張するのは韓米同盟の破棄を狙ったものだ。

それでも昨年、南北首脳会談と米朝首脳会談の合意文では「北朝鮮の核廃棄」を確実視するどころか、「韓半島の非核化」という曖昧な表現を使った。韓国政府も北朝鮮がいう非核化の意味が何かを明確にせず曖昧にしてきた。趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は国会答弁で「北朝鮮が主張する『朝鮮半島の非核化』とわれわれが目指している北朝鮮の非核化には違いがある」と認めた。しかし、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が国際社会が要求する完全な非核化と全く変わらないということを明確にした」と述べた。

「韓半島の非核化」に隠れた北朝鮮の思惑に気づいたなら、選択は明確だ。これ以上金正恩委員長の「韓半島の非核化」発言に相槌を打って歓呼するのではなく「北朝鮮の非核化」と明確に整理し、北核交渉に臨む必要がある。そうでなければ、北朝鮮の核はそのままで韓国の安保だけが危機にさらされる可能性がある。