韓経:韓国造船大手3社、5年来最高成績に挑戦状…日中の造船会社は「足踏み」

  • 2019年1月17日

現代重工業と大宇造船海洋、サムスン重工業の韓国造船大手3社が5年ぶりの最大受注実績に挑戦する。来年から施行される国際海事機関(IMO)の船舶環境規制で造船3社が頭角を現わしてきた液化天然ガス(LNG)関連船舶発注が増える可能性が大きいためだ。低価格受注を乱発した中国が技術力の問題で限界を表わし、日本の大手造船会社が受注戦から手を引いている点も好材料に選ばれる。

◇発注増え船舶価格も上昇

16日の業界によると、造船大手3社は今年、昨年の289億ドルより14.5%増となる331億ドル規模の船舶と海洋プラント(原油とガスの生産・ボーリング設備)を受注すると予想される。

造船業況が下り坂に入った2015年の316億ドルを上回る水準だ。造船3社の今年の受注目標は業界の見通しより高い。現代重工業(現代三湖重工業、現代尾浦造船含む)は船舶159億ドル、海洋プラント19億ドルの総額178億ドルを目標にした。ここに大宇造船海洋の80億ドル水準とサムスン重工業の78億ドルの目標値を合わせれば336億ドルに達する。

造船大手3社は価格が高く高付加価値船種に挙げられるガス船(LNG運搬船)の受注を独占している。造船3社は昨年世界で発注された143億ドル規模のガス船のうち131億ドルを受注した。市場シェアは91.3%に達する。LNGの親環境性が浮上して中国とインドを中心に需要が急に増加しており、今年もLNG運搬船の発注が増加するものと造船業界は期待している。

受注残高も増加する傾向だ。造船業好況期だった2008年に6870万CGT(標準貨物船換算トン数)に達した受注残高は2017年に1670万CGTと4分の1になった。だが新規受注が増え昨年末の受注残高は2070万CGTと5年ぶりに反騰に成功した。造船業景気を計る尺度とされる新造船価格もこの2年間で12.3%上昇した。

造船3社は未来競争力を確保するため新規採用にも乗り出した。現代重工業グループ系列の現代尾浦造船は21日まで大卒新入社員の公開採用を実施する。サムスン重工業は昨年9月にサムスングループの公開採用に合わせて公開採用を再開した。

◇中日の造船業衰退

韓国造船業を脅かした中国と日本の造船所の競争力も弱まっている。中国滬東中華造船が建造したLNG運搬船「CESIグラッドストーン」は昨年6月にエンジン欠陥で航行できなくなり、運航開始から2年で廃船することが決まった。このため海外船主はLNG運搬船など高価な船舶は中国の造船所に任せられないという雰囲気だという。三菱、川崎など日本の造船会社は航空機械とガスタービンなど非造船分野に力を集中しており商船建造市場からは手を引く雰囲気だ。

変数は海洋プラントだ。原油安の余波で新規油田探査が遅れ発注が増加していないためだ。大宇造船海洋とサムスン重工業はそれぞれ20億ドル規模の浮体式石油生産・貯蔵・積出設備(FPSO)の「ローズバンク」と「MJ」海洋プラント受注戦に参入した。これら事業は1-3月期に落札者を決める予定のため、サプライズ受注の可能性もある。不安な労使関係も韓国造船業の足を引っ張っている。現代重工業は昨年まで5年連続でストを行い、昨年の賃金・団体交渉もまだ妥結できていない。