韓経:世界1位奪還した韓国造船大手3社…今年の受注目標引き上げ

  • 2019年1月2日

世界1位奪還した韓国造船大手3社…今年の受注目標引き上げ

大宇(デウ)造船海洋は今月中旬にインドネシア国防省と10億ドル(約1095億円)規模で1400トン級潜水艦3隻の建造契約を結ぶ予定だ。昨年の受注額68億1000万ドルの15%近い実績を新年最初の月から達成することになる。鄭聖立(チョン・ソンリプ)大宇造船海洋社長は「インドネシアの潜水艦受注を手始めに液化天然ガス(LNG)運搬船など主力船舶の受注が増えるだろう。今年の受注目標を昨年の82億ドルより引き上げるだろう」と話した。

1日の業界によると、現代(ヒョンデ)重工業と大宇造船海洋、サムスン重工業の韓国造船大手3社が今年の受注目標を昨年より2桁以上引き上げたという。大手3社の昨年の受注実績は268億ドルで、2017年の200億ドルより34%増えた。2016年の80億ドルに比べると235%急増した。これらの善戦で昨年韓国の造船業は2011年から7年ぶりに中国を抜き年間受注量で世界1位を取り戻した。国際海事機関(IMO)の船舶環境規制強化などの余波によりLNG推進船と運搬船発注が増えると予想され、今年は受注額が300億ドルを上回るだろうという見通しも出ている。

昨年造船大手3社のうち唯一年間受注目標を達成した現代重工業(現代三湖重工業、現代尾浦造船含む)は今年の受注目標を昨年の132億ドルより10%前後増やしたという。この会社は昨年目標値の104%となる137億ドル相当の船舶建造契約を受注した。2013年の212億ドルから5年来の最大実績だ。現代重工業の賈三鉉(カ・サムヒョン)社長は先月の証券会社アナリスト懇談会で「現在のように受注市場が上昇曲線を守るならば2020年からは業績が回復するだろう」と話した。2016年と2017年の「受注の崖」の余波で昨年3000億ウォン台の赤字を出した現代重工業は今年黒字に転換するものと業界は予想している。

昨年LNG運搬船と軍艦など特殊船受注で受注目標73億ドルの93%に当たる68億1000万ドルを達成した大宇造船海洋は10億ドル規模のインドネシア潜水艦輸出契約締結を目前に控えている。2011年にもインドネシアから1兆2000億ウォン規模の潜水艦3隻を受注するなど潜水艦建造経験が多く、追加受注の可能性が大きいという観測だ。この会社は昨年9月に進水式を開いた韓国海軍初の3000トン級潜水艦を建造するなど特殊船分野で頭角を現わしている。

昨年63億ドル規模の船舶建造契約を獲得し目標の82億ドルに対し達成率77%を記録したサムスン重工業は原油とガスのボーリング生産設備である海洋プラント受注拡大に期待をかけている。この会社は受注残高基準で海洋プラント分野で世界1位の企業だ。発注額が20億ドルを上回るとされるインドのリライアンスインダストリーの浮体式石油生産・貯蔵・積出設備(FPSO)受注戦に参入した。昨年には15億ドル規模のオーストラリア・バロッサのFPSO基本設計対象者に選ばれ本工事受注戦で有利な位置を占めたとの評価が出ている。