韓経:現代重、韓国「造船ビッグ3」で最初に今年の受注目標達成

  • 2018年12月14日

現代重工業グループがサムスン重工業、大宇造船海洋など「韓国造船ビッグ3」のうち最初に今年の受注目標を達成した。今年の韓国造船業は7年ぶりに中国を抑えて年間受注量で世界トップを取り戻す見通しだ。来年も韓国造船ビッグ3が得意とする液化天然ガス(LNG)運搬船の発注が増え、造船業界の実績が速いペースで回復すると予想される。

◆「2020年から実績正常化」

現代重工業は防衛事業庁と6335億ウォン(約634億円)規模の海軍艦艇2隻建造契約を締結したと13日、発表した。海軍の2800トン級第2段階次期護衛艦のうち7、8番艦だ。2020年下半期に建造を始め、2023年までに海軍に引き渡す計画だ。現代重工業は1980年の韓国初の戦闘艦「蔚山(ウルサン)」をはじめ、これまで80余隻の艦艇を建造した。韓国造船会社のうち艦艇建造実績が最も多い。

今回の海軍艦艇受注で現代重工業は今年に入って133億ドル分(153隻)の船舶を受注した。212億ドル(319隻)を受注した2013年以来5年ぶりの最大実績だ。今年の造船部門受注目標額(132億ドル)を1億ドル超過達成した。世界的にLNG運搬船の発注が増えているため追加で受注する可能性もある。船種別にはLNG運搬船25隻、液化石油ガス(LPG)運搬船15隻など高付加価値船舶のガス船分野だけで40隻を受注した。タンカー(56隻)、コンテナ船(50隻)、バルク船(4隻)、軍艦(2隻)、カーフェリー船(1隻)など受注船種も幅広い。

現代重工業は2020年から受注拡大による実績改善が本格化するとみている。一般的に受注から実際の建造まで1年以上かかるというのが造船業界の説明だ。現代重工業は2016年(59億ドル)、17年(99億ドル)と受注実績が悪化した。現代重工業のカ・サムヒョン社長は11日に開かれたアナリスト懇談会で「今年の受注実績が本格的に反映される2020年からは実績が回復するだろう」と述べた。今年3300億ウォンの営業赤字が予想される現代重工業は来年黒字(398億ウォン)転換した後、2020年には営業利益が4000億ウォンを超えると証券業界は予想している。

◆来年の受注見通しも明るい

サムスン重工業と大宇造船海洋も年末の受注スパートをかけている。サムスン重工業はこの日、オセアニア地域の船会社と2112億ウォン規模のLNG運搬船受注契約を締結したと発表した。今年の受注目標額(73億ドル)の85%(62億2000万ドル)に達している大宇造船海洋もグローバル船会社とLNG運搬船受注交渉中であり、追加の受注が有力視される。

今後の見通しは良い。大型LNG運搬船の発注が増えると予想されるからだ。造船・海運市況分析機関クラークソンリサーチによると、昨年発注が17隻にすぎなかった17万立方メートル級大型LNG運搬船は、今年は年末までに3倍以上の60隻になる見込みだ。来年も69隻の発注が予想され、2027年まで年平均63隻にのぼる見込みだ。

軍艦など政府の公共船舶発注拡大も中小造船業界に追い風となっている。韓進重工業はこの日、680億ウォン規模の海軍多目的訓練地遠征後続艦2隻を受注した。政府は中小造船会社の受注拡大のため2025年までにLNGを燃料とするLNG推進船40隻を発注する計画だ。