韓経:韓国経済を支える半導体まで…11月の輸出増加率が今年最低

  • 2018年12月3日

今年上半期に40-50%だった韓国の半導体輸出増加率が11月に10%台序盤に落ちた。最近の半導体価格下落を勘案すると、増加率は近いうちに1けたまで下がるという見方が出ている。韓国の輸出は半導体への依存度が高いため経済への影響が大きいという懸念も強まっている。

産業通商資源部によると、11月の半導体輸出は106億8000万ドルと、前年同月比11.6%増だった。11月の輸出全体の増加率(4.5%)の倍を超える成果だが、増加率は今年に入って最も低い。

年初の半導体輸出増加率は1月が53.3%、2月が40.8%、3月が44.2%など40%を上回っていた。しかし下半期に入って30%台に下がり、9月には20%台、そして11月には10%台まで落ちた。

半導体価格の下落傾向の影響が大きい。産業部によると、DRAM(DDR4 4ギガバイト基準)現物価格は今年1月の4.90ドルから11月には3.35ドルへと31.6%下落した。これまで韓国半導体の販売増加を牽引したグローバル情報通信技術(ICT)企業データセンターの需要が今年下半期から停滞した影響が大きい。

来年の半導体景気はさらに鈍化するという見方が多い。世界半導体市場統計(WSTS)は来年のメモリー半導体市場規模を今年比0.3%減と予想した。半導体が韓国の輸出全体で占める比率は先月基準で20.6%にのぼる。半導体の成長が弱まれば輸出全体も委縮するという見方が出てくる理由だ。

半導体以外の主力業種も不振が続いている。自動車輸出の回復も一時的な効果に終わった。自動車輸出は今年2月から7月まで毎月マイナスだったが、8月に0.3%増、9-10月は2.8%増と回復の兆候を見せた。しかし11月に2.0%減となり、またマイナスに転じた。

無線通信機器(-42.2%)、ディスプレー(-10.0%)、家電(-16.8%)も輸出が減少した。これら業種の不振は中国の技術力向上、国内工場の海外移転など構造的な理由もあり、短期間な反騰は考えにくい。このため全体輸出増加率も下降線を描いている。輸出増加率は8月が8.7%、8-10月が5.7%、11月が4.5%と低下している。

船舶の輸出に回復の兆候が表れた点が慰めだ。11月の船舶輸出は前年同月比158.4%増加した。今年3-10月は毎月マイナスだったが、9カ月ぶりに反騰した。ギリシャ、フィンランド、シンガポールなどから受注した大型運搬船建造代金が入ったうえ、昨年11月の輸出が不振だった影響が大きい。産業研究院によると、船舶の輸出は今年の年間58.0%減から来年は13.8%増に反騰すると予想される。