韓経:韓国自動車業界「協力会社連鎖倒産の危機…金融支援・労働時間短縮改善が至急」

  • 2018年11月15日

自動車メーカーと自動車部品メーカー、韓国政府関係者らが14日にソウルの韓国自動車産業協同組合会議室で額を突き合わせ自動車産業の危機克服対策を議論した。成允模産業通商資源部長官(前列左)とカハー・カゼム韓国GM社長が会議に先立ち握手している。

自動車業界が輸出と内需不振で協力業者が連鎖倒産する危機に置かれているとして韓国政府の積極的な支援を要請した。当面の資金難を抜け出すための迅速な金融支援、労働時間短縮の副作用を減らす案を優先的に挙げた。韓国政府は業界の意見を積極的に反映し早急に支援対策をまとめることにした。

産業通商資源部の成允模(ソン・ユンモ)長官は14日の自動車産業発展委員会会議で、「自動車産業が厳しい状況ということで業界と現実認識を共にしている。この機会に産業体質を改善し未来競争力を確保する案をまとめて危機を克服したい」と話した。会議には現代自動車など自動車5社の代表と1次・2次協力企業7社の代表らが参加した。

業界関係者は企業の経営難が激しくなりバリューチェーンが崩壊する危機に置かれたと口をそろえた。危機を打開するために金融支援を拡大してほしいと訴えた。ある部品メーカー関係者は「韓国政府が最近施行した1兆ウォン規模の保証支援プログラムが中堅企業には該当せず貸付限度がいっぱいの企業は金融機関が支援を敬遠する問題がある」と指摘した。

労働時間短縮の副作用を減らすための弾力労働制単位期間延長、実労働時間を基準とした時給換算など労働政策の改善が必要という声も多かった。このほか税制優遇の拡大、環境規制負担緩和、グローバル競争力回復に向けた研究開発支援強化などの要求も出された。

危機克服に向けた共生協力案も提示された。現代・起亜自動車は協力会社への金融支援に3700億ウォンを投資すると約束した。

産業通商資源部は業界の意見を総合して今月末に自動車部品活力向上案を出すことにした。対策には未来競争力確保に向けた2兆ウォン規模の研究開発支援が盛り込まれるものとみられる。来年にも自動車研究開発予算が1060億ウォンほど配分される予定だが、自動運転車や電気自動車など新しい流れに備えた大規模投資が至急だと韓国政府はみている。

10兆ウォン規模の産業構造高度化支援プログラムなどを活用して中堅部品メーカーを支援し、利子が安い緊急経営安定資金を中小企業に支給する案なども検討している。