韓経:日本と中国はLNG確保に熱を上げるのに…韓国は規制に縛られ地団駄

  • 2018年11月12日

韓国、中国、日本など北東アジアの国が親環境政策を強化し、液化天然ガス(LNG)需給競争が広がっている。既存の中東・東南アジア産天然ガスより価格競争力が高い米国産シェールガス導入に力を入れている。しかし韓国のLNG企業は規制のため物量確保に困難を経験しているという主張が提起されている。

11日の業界によると、中国は昨年LNG3901万トンを輸入し、韓国の3783万トンを抜き世界2位のLNG輸入国に浮上した。2016年の2742万トンに比べ輸入量は42.3%増えた。中国は炭素と粒子状物質排出低減のためLNG発電を積極的に進めている。

世界1位のLNG輸入国である日本は昨年8352万トンを輸入した。日本は安定したLNG物量確保に向け2020年までにLNGハブを構築する案を推進している。これを通じてLNG購入力を高め他の国にも輸出するなどアジアの天然ガス市場で主導権を確保するという構想だ。

韓国のLNG輸入は2013年の4039万トンから2015年に3342万トンまで落ち込んだが徐々に回復傾向を見せている。LNG需要が増え北東アジア3カ国は既存の天然ガス主産地である中東やマレーシアに比べ価格が安く輸入に不利な条項がない米国産シェールガスに視線を転じている。韓国は米国産シェールガスを最も多く輸入しているが日本と中国に近く逆転されるだろうとの見通しが出ている。韓国のLNG輸入規制が硬直しているためだ。

米国産シェールガスは到着地あるいは到着国ですべて消費しなければならないという「到着地条項」がなく、購入者が多様に使うことができる。だが韓国の都市ガス事業法はLNGを直輸入した事業者がこれを国内の第三者に再販売することを禁止している。このため国内直輸入者は大量購入ができず購買力が落ちると主張する。業界の一角では規制緩和によりLNG輸入と卸売事業で競争体制を作り民間エネルギー企業の競争力を育てなければならないとの意見を出している。

ガスの熱量偏差である「引込熱量基準」が他の国より厳格なことも問題と指摘される。LNGを輸入するには韓国ガス公社が定めた「基準熱量の±1%」を守らなければならない。この条件に合わせるために市場に安く出てきた現物をあきらめるほかないというのが業界の主張だ。LNG業界関係者は「産業競争力強化のために各種規制に対する再検討が必要だ」と話している。