韓経:韓国自動車部品メーカーもぐらつく…業績見通し相次ぎ引き下げ

  • 2018年10月18日

韓国自動車メーカーが苦戦し部品メーカーなどの業績も急激に悪化している。株価もやはり急落している。部品メーカーの業績悪化が自動車産業の競争力毀損につながるという懸念が大きくなっている。

17日の韓国取引所によると有価証券市場に上場された自動車部品メーカー大手の万都の株価は昨年12月5日から10カ月ほどの間に56.5%下落した。万都の売り上げの60%を占める現代・起亜自動車の販売不振で万都の業績も悪化しているためと分析される。万都は現代・起亜自動車に自動車ブレーキ装置とステアリング装置などを納品している。

現代車投資証券のチャン・ムンス研究員は、「万都の7-9月期営業利益は前四半期比25.2%減の496億ウォンと推定される。利益推定値が低くなったことで目標株価を5万5000ウォンから5万ウォンに下げた」と話した。イーベスト投資証券も万都の目標株価を6万1000ウォンから5万ウォンに下方修正し、ハナ金融投資は4万7000ウォンから4万3000ウォン、韓国投資証券は5万4000ウォンから4万1000ウォンに引き下げた。

他の部品メーカーも7-9月期に業績が相次ぎ悪化したと推定されている。サムスン証券は現代モービスの7-9月期予想営業利益を前年同期比5.7%減の5130億ウォンと予測した。自動車用モーターと変速機部品、シャーシーなどを生産するS&Tモーティブは7-9月期の営業利益が前年同期比40.1%減の160億ウォンにとどまったと推定した。サムスン証券のイム・ウンギョン研究員は「現代自動車グループと韓国GMの国内生産縮小で構造的な業績鈍化が続くだろう」と付け加えた。

韓国投資証券は現代ウィアの7-9月期営業利益が前年比5.9%減の142億ウォンにとどまったと予想した。これまでの証券業界見通し平均282億ウォンに比べ49.6%少ない金額だ。

こうした状況のため規模がさらに小さい単純下請け企業の中には営業活動により稼いだ利益で利子費用も払えない「限界企業」が続出している。財務構造が悪化した一部部品メーカーが突然有償増資をしたり転換社債(CB)などを発行して足元の火を消しているという話も聞こえる。

自動車部品メーカーの利益減少と基礎体力低下は韓国の自動車産業生態系を崩壊させるかもしれないとの指摘が出ている。ハナ金融投資のソン・ソンジェ研究員は「部品メーカーのうち相当数がしっかりとした技術開発余力を備えていない状況で利益減少は研究開発投資を萎縮させる。これは電気自動車と水素自動車など未来技術に対する対応力の喪失につながるだろう」と話している。