韓経:「韓国製造業の心臓」首都圏の工業団地の灯りが消える

  • 2018年10月18日

京畿道安山市(キョンギド・アンサンシ)の半月(パンウォル)産業団地と始華(シファ)産業団地を東西に貫くピョルマン路。16日夕方にここを訪れた。車に乗って見て回ると残業のため工場を運営する所は数えられるほどだった。日が沈むとほとんどの工場の灯りが消えた。通りには寂寞感まで流れるようだった。機械加工工場を運営するL社長は「景気が悪いから残業どころか昼間も機械を遊ばせておく日が多い」と話す。

同日仁川(インチョン)の南洞(ナムドン)産業団地。状況は似ていた。午後6時が過ぎると労働者らが引き潮のように工業団地を出ていった。工業団地の駐車場と道路はすぐ閑散となった。灯りがついている小さな工場に入ってみた。20年にわたりここで棚を製作しているというA社長は「注文が押し寄せれば従業員が退勤できず周辺の道路に車が多かったが5~6月から道路は閑散とするようになった」と話した。1997年の通貨危機直後より工業団地の稼動率がさらに悪化した感じだともした。

産業団地の灯りが消えている。「残業と特別勤務で注文をこなしていた時期は記憶さえあやふやだ」と中小企業関係者は話す。景気低迷と造船・自動車など前方製造業の不振、週52時間労働制の3つが一度に重なった影響だ。工場稼動率も下落している。南洞産業団地の稼動率は昨年6月の72.3%から今年6月には68.9%に落ちた。半月産業団地もこの期間に70.5%から68.2%に下落した。心理的マジノ線である70%も割り込んだことになる。始華産業団地だけ73.4%から74.5%に上昇した。これも昨年春には80%台だった。10月の稼動率はこれよりはるかに低いだろうと中小企業関係者は話す。

南洞・半月・始華産業団地は韓国最大の中小製造業密集地域だ。2万4000社に上る企業がここに集まっている。ほとんどすべての業種が等しく分布しており製造業景気のバロメーターと呼ばれる。灯りの消えた工業団地は韓国製造業の現実を見せるようだった。