韓経:【社説】「力による平和」支える国防力の強化が急がれる=韓国

  • 2018年9月17日

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日、最新鋭3000トン級潜水艦の進水式で「力による平和は韓国政府が追求する揺るぎのない安保戦略」と強調したのは時宜を得たメッセージだ。韓半島(朝鮮半島)安保の核心雷管である北朝鮮の核・ミサイル問題が解決されていない中で、韓国・北朝鮮政府間関係の改善の動きが速すぎるのではないかという懸念の声が大きい時点に出た発言であるため、なおさらだ。

文大統領が南北首脳会談を4日後に控えて弾道ミサイルの搭載が可能な主要な戦略資産の進水式行事に参加したこと自体も注目されるべきことだった。北朝鮮を刺激し得るという理由で進水式が先送りされる可能性があるという見方もあったが、文大統領は予定通りに参加して「強い軍と国防力」の必要性を強調した。

北朝鮮といくら善意の関係を追求するといっても自主的な国防と安保を支える力がなければ、北朝鮮の威勢に押さえられて振り回されるほかはないのは言うまでもない。そうしたことから、今大韓民国の国防能力が適正であるかどうかを厳しく問い、補完していくことが重要だ。北朝鮮の核問題が解決されていない中で、韓米合同演習の中断、兵力の縮小、迎撃ミサイルの量産縮小に関する検討などは安保に対する懸念を生み出す。北朝鮮の核・ミサイルを防御する「三役体系」の構築など国防力を後押しする各種兵器の増強計画がこれ以上の論議なしで推進されなければならない。

無形の防衛資産である軍の規律と士気を最高潮に維持することも重要だ。韓国軍の士気が最近、昔と違うという指摘が少なからず提起されてきた。指揮官が頻繁に批判と嘲弄の対象になっている。「公館兵のパワハラ」波紋から一日で破廉恥犯になった四つ星将軍は提起された疑惑の相当部分が事実ではないと明らかになった。軍組織がぼう大であるため、大小の事件が起きらざるを得ない。その都度、軍を「問題集団」扱いにすれば、強軍を作ることは難い。「軍人権」は尊重されるべきだが、戦闘力の維持という国防本来の役割が蔑ろにされてはならない。

「平和は力があってこそ守ることができる」という格言は言うまでもない。安保は一度失敗すれば後がない。軍人が自負心を持って服務することができるように国民の暖かい激励と声援が必要だ。それでこそ最強、最精鋭の軍隊を作ることができる。