韓経:現代・起亜車「中国で作った車、東南アジアへ輸出検討」

  • 2018年8月31日

現代・起亜自動車が中国の現地工場で生産した自動車の一部を東南アジアなどに輸出する案を検討している。販売不振に陥った工場稼動率を再び引き上げ、在庫をなくすための「苦肉の策」だと分析できる。成長の勢いが鈍化した中国の代わりに、新興市場として浮上した東南アジア地域への攻略を拡大しようとしているとの見方もある。

現代・起亜車は30日、中国現地で生産した中国専用モデルの一部を輸出する案を検討していると明らかにした。現代・起亜車の関係者は「現在は実務検討の段階で、実際の輸出につながるかは今年の末に決まる予定だ」と話した。現代・起亜車は今まで中国現地工場で生産したモデルを他の国で販売したことがない。世界10カ国で運営している35の工場のうち、輸出をしないのは中国工場だけだ。

現代車の中国合併法人である北京現代は、北京1~3工場、常州4工場、重慶5工場、四川工場(商用車)等を合わせ、年181万台を生産できる。起亜車の合併法人である東風悦達起亜は塩城工場(年89万台)を稼働中だ。2社を合わせた中国内の自動車生産能力は年270万台だ。

中国で生産した車を海外で販売する案を検討している理由は、現地で販売減により苦戦しているからだ。現代・起亜車の生産能力は年270万台に達するが、販売量はその半分に過ぎない。現代・起亜車の昨年の中国での販売台数は114万5012台で、2016年(179万2021台)より36.1%急減した。市場シェアも同じ期間、8.1%から5.0%に下落した。今年の1月から先月までの販売台数は60万1444台にとどまり、緩やかな回復を見せている。

現代・起亜車は中国で生産した車を輸出する対象国として東南アジアなどを考慮している。中国で工場を稼動しているGMとフォルクスワーゲンなど、他のグローバル完成車メーカーも現地工場を東南アジアや中東向けの輸出戦略基地として積極的に活用している傾向にある。