韓経:韓国中小企業、日本企業に半導体装備輸出した秘訣は?

  • 2018年8月16日

シン・ゲチョル代表が富平工場で半導体後工程装備の機能を説明している。

仁川市(インチョンシ)の富平(プピョン)工業団地にあるエスエスオートロンは半導体後工程装備のローダー・アンローダー2台を日本の半導体部品メーカーのジェイデバイスに輸出したと15日に発表した。ジェイデバイスは従業員4500人以上を抱える日本の半導体業界の中堅企業だ。

輸出製品は半導体素子(リードフレーム)を他の設備に投じ、工程が終わると自動で横に移動して積載する装備だ。シン・ゲチョル代表は「製品1台の価格は3500万ウォン(約342万円)にすぎないが、装備導入に厳しい日本企業に供給したということに意味がある」と話した。

この会社は今後1台当たり3億ウォンを超える半導体検査装備のAOIと半導体部品選別装備のPNPの納品を推進することにした。

この会社は先月30日にフィリピンのマニラ近郊にある半導体部品メーカーのエムコに1台当たり3億5000万ウォンのトリム・フォームシステムを輸出した。トリム・フォームシステムは半導体素子の端部を切り出したり成形するのに使う装備だ。エスエスオートロンは2009年から中国、マレーシア、フィリピン、台湾など5カ国に半導体後工程装備を輸出している。昨年の売り上げ92億ウォンのうち30%を海外で稼いだ。

この会社の後工程装備はキャリア25年以上の熟練した技術者が作り出す。装備の精密度により部品の完成度が変わるためキャリアが重要だ。全従業員43人のうち10人が精密機械加工分野に25年以上従事したエンジニアだ。

この会社は毎年売り上げの20%以上を研究開発に投じ、メモリーカード自動包装装置、半導体素子のビジョン検査方法など関連特許10件を保有している。研究開発人材は全従業員の35%に当たる15人だ。納品日数順守もこの会社の競争力だ。日本に輸出したローダー・アンローダー製品も納期日を合わせるために船舶輸送をあきらめ運送費が7倍も高い飛行機で配送した。

シン代表は1980年に忠清南道論山市(チュンチョンナムド・ノンサンシ)の論山工業高校を卒業してから20年以上にわたり半導体会社で機械加工技術を習得した後、2006年に会社を創業した。彼は「年内に輸出市場を米国と欧州に広げ売り上げ200億ウォンを達成する」と強調している。