韓経:ソウルでデモ40件…「理念対決の場」になった光復節

  • 2018年8月16日

73周年光復節(解放記念日)の15日、ソウルの昼の最高気温が38度まで上昇する中で光化門(クァンファムン)をはじめとするソウル都心各地も「理念の対決場」として熱く燃え上がった。この日ソウルだけで40件ほどの集会があり主宰者申告基準で3万6000人ほどが参加した。光化門広場では約50メートルの間隔を置いて左派団体と右派団体がそれぞれ異なるスローガンを掲げ対立した。男性嫌悪インターネットコミュニティ「ウォーマッド」の会員らも安熙正(アン・ヒジョン)前忠清南道(チュンチョンナムド)知事無罪宣告などに反発してこの日開かれた文在寅(ムン・ジェイン)大統領弾劾集会に加勢したりもした。

◇反政府集会にウォーマッド会員が加勢

この日都心の世宗大路と太平路一帯は各種デモに参加した2万人の市民で埋め尽くされた。ここで開かれた集会だけで13件に達した。この日午前に反米性向の「祖国統一汎民族連合南側本部」などがソウルの宗廟(チョンミョ)公園で「ソウル統一連帯8・15記念大会」を開き駐韓米国大使館前まで歩いてデモを行った。彼らが街頭行進をする際に手に持ったプラカードには「米軍解体」「国家保安法廃止」などやや過激な主張も登場した。

米国大使館からわずか50メートル離れた教保(キョボ)ビル前では保守団体の「国家解体勢力糾弾汎国民大会準備委員会」などの主催により「建国70周年記念式および8・15国家解体勢力糾弾汎国民大会」が開かれた。参加者は「北朝鮮石炭密輸政権」「引きずり下ろしてこそ国民が生きる」などのプラカードを持ち文大統領の退陣を要求した。このうち一部は集会場所近くに設置されたパラソルで朴槿恵(パク・クネ)前大統領の1審判決を破棄せよという内容の署名運動を行ったりもした。

ウォーマッド会員と推定される女性らが文大統領退陣を主張する集会に参加して声を上げる姿も見られた。赤い服を着た女性数十人が国家解体勢力糾弾汎国民大会準備委員会主催の集会に参加し、弘大(ホンデ)ヌードモデル盗撮被疑者の無罪などを訴えた。「秘書性暴行男(安前知事)無罪?」と書かれたプラカードを持った女性もいた。この集会は当初女性問題とは関連がなかった。だがコミュニティ運営者に対する逮捕状発給と安前知事の無罪宣告などが重なり、14日に「政府に不満を提起するために光復節集会に参加すべき」との書き込みが多く上げられた。

◇光復節を記念する行事も開かれる

光復節を記念して慰安婦被害者をたたえる行事も都心各地で開かれた。正午にはソウルの普信閣(ポシンカク)では朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長らが参加し鐘をついた。鐘が鳴ると太極旗を手にした市民が「万歳」を三唱した。同じ時間にソウルの日本大使館前で開かれた第6回日本軍慰安婦メモリアルデー世界連帯集会を兼ねた1348回目の定期水曜デモには主宰側推定で1000人ほどが参加し日本の公式な謝罪などを要求した。これに先立ち日帝強占期被害者全国遺族連合会も日本大使館向かい側で光復節集会を開き日本政府の謝罪とともに梁承泰(ヤン・スンテ)最高裁判所長時代の強制徴用・慰安婦訴訟裁判取引疑惑に対する徹底した真相究明を促した。彼らは日帝強占期強制動員労務者と慰安婦被害者の損害賠償請求訴訟と関連して裁判取引があったという疑惑に対し政府の真相究明と責任者の処罰などを要求した。

警察はこの日集会場所を中心に90個中隊7200人を投じて衝突に備えたと明らかにした。特にソウル地方警察庁は今回の光復節に「対話警察官制」を試験運営した。警察36人を集会現場など8カ所に分散配置し、このうち12人が集会主催者と、残り24人が集会参加者とコミュニケーションを取るようにした。