韓経:同じ車の中で異なる音楽…現代自動車、世界で初めて「同車異音」開発

  • 2018年8月13日

イ・ガンドク研究委員(一番右)ら研究員が12日に京畿道華城の現代・起亜自動車南陽研究所で「独立音場制御システム」を試演している。このシステムを利用すれば同じ車の中で座席ごとにそれぞれ異なる音楽を干渉なく聞くことができる。(写真=現代・起亜自動車)

現代・起亜自動車が12日、同じ車の中で座席ごとにそれぞれ異なる音楽を干渉なく聞くことができる「独立音場制御システム」を世界で初めて開発したと明らかにした。

独立音場制御システムは、運転席と助手席、後部座席など車内の各空間で独立した音響を聞けるように音場を形成・制御する技術だ。車両に内蔵された複数のスピーカーが同時に他の音響を出す時に出ている音の波紋を互いに減衰したり増幅する原理を利用して座席ごとに望む音が再生されるようにするものだ。各座席で他の音楽をかけても音が重複して聞こえる干渉現象が発生せず、まるで防音施設を備えたかのような効果を出すと同社は説明した。

独立音場制御システムが採用された車両は、ヘッドフォンやイヤホンがなくても座席ごとに異なるラジオの音や音楽を聞くことができる。音楽を聞きながら対話も可能だ。ナビゲーションの案内音声や各種自動車警報音のような情報性音響はドライバーだけ聞こえるようにできる。

現代・起亜自動車は独立音場制御システム関連研究を2014年に始め、最近車両に対する試験を完了した。早ければ1~2年以内に量産車両に適用する計画だ。

独立音場制御システムを開発した現代・起亜自動車南陽研究所のイ・ガンドク研究委員は、「エンターテインメント(娯楽)に対する要求が大きくなる自動運転時代に必要な技術。独立したオーディオ空間を付与して自動車がさらに親和的な空間になるだろう」と話している。