韓経:韓国に202作のゲーム輸出しながら…中国、1年以上韓国ゲームへの許可「ゼロ」

  • 2018年8月9日

4万人以上の観衆が昨年11月に中国・北京のオリンピックメーンスタジアムで開かれたeスポーツ「リーグ・オブ・レジェンド・ワールド・チャンピオンシップ」決勝戦を見守っている。(写真=ライオットゲームズ)

中国のゲームが韓国市場に急速に食い込んでいる。高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を問題にして中国が自国内で韓国の新作ゲーム流通を妨げている間に入り込んでいる。韓国のゲーム業界は不公正な競争で被害を受けているという指摘が出る。

アプリ分析会社IGAワークスの「2017年国内中国モバイルゲーム成績報告書」によると、昨年アンドロイドアプリ市場であるグーグルプレイを通じて韓国で発売された中国製モバイルゲームの数は136作に達した。前年より22作増加した。昨年の関連総売り上げは1960億ウォンで1年前の1120億ウォンより75.0%増えた。中国製ゲームの平均売り上げも102億ウォンから122億ウォンに増えた。

IGAワークスはまた、今年に入り6月までに韓国で発売された中国製モバイルゲームが91作だったと集計した。同じ期間に売り上げ上位30位の中に中国のゲーム10作が含まれた。それだけ競争力が高まった中国製ゲームが増えていると業界は分析した。

これに対し韓国のゲーム企業は昨年3月から中国で新作ゲームを出せずにいる。韓国がTHAADを配備すると中国政府が自国市場での流通許可を出さずにいるためだ。

中国の「THAAD報復」が始まった時から今年6月まで中国製モバイルゲームは202作が韓国で発売された。同じ期間に中国で新たに流通した韓国製ゲームはゼロだ。中国政府が1年間韓国製を除いた外国製ゲームに出した流通許可は400作を超える。

世界最大のオンラインゲーム市場がふさがっているため韓国のゲーム企業としては打撃が大きい。中国市場は昨年基準33兆ウォン規模で、ゲームユーザー数が5億8300万人に達する。ネクソンとスマイルゲートはそれぞれ『ダンジョンアンドファイタ-』と『クロスファイア』が中国で大人気を呼び成長した。10年前に中国で流通したこのゲームが両社の主要収益源だ。ネットマーブル、NCソフト、ブルーホール、パールアビスなどが中国政府に流通申請をしたが梨のつぶてだ。

ゲーム業界関係者は「最近韓国と北米などですでに検証されたゲームの中には中国で人気を大きく呼べるほどのゲームも多い。2~3年後に許可が出て中国で発売するとしても古いゲームになってしまい興行に失敗しやすくなる」と懸念する。

ゲーム担当官庁である文化体育観光部の関係者は「機会があるたびに流通許可問題を抗議しているが中国政府は特に反応を出さずにいる」と吐露した。