「サムスン電子、半導体の革新を継続…未来成長性はグーグル・MSに劣らない」

  • 2015年7月9日

ソン・ヒョンホ氏

「サムスン電子が開発した3次元NAND型フラッシュメモリーはメモリー半導体市場のゲームの法則を変えるほど画期的な製品だとみている。非メモリー分野の長期的な成長性も明るい」。

グローバル資産運用会社フィデリティ本社(英ロンドン)で「フィデリティグローバルテクノロジーファンド」を運用するソン・ヒョンホ・ポートフォリオマネジャーは8日、韓国経済新聞のインタビューで、「サムスン電子は半導体分野の革新を続けている」とし、このように述べた。ソン氏はサムスン電子について、マイクロソフト、グーグル、TSMCとともに10年後にも売上高と利益が成長するグローバル技術企業に挙げられると分析した。

サムスン電子のスマートフォンの成長性は止まったが、中国企業と比べて価格競争力で劣らないというのがソン氏の診断だ。ソン氏は「シャオミなど中国スマートフォン企業は利益を削って価格競争をしているが、ある程度の規模になればこうした形の営業は続かない」とし「サムスンは独自の部品供給チャンネルを持ち、各国の通信会社との関係も良いため、十分に競争力がある」と説明した。

国内技術企業の中では半導体素材および装備、ゲーム企業を有望株に選んだ。ソン氏は「その間、半導体装備・素材は米国と日本の企業が独占したが、今回のサムスン電子の3次元NANDには国内の装備会社も多数参加した」とし「国内のソフトウェア専門家がゲーム産業に進出しているため、長期的にゲーム企業の成長の機会も多い」と話した。

ソン氏は「グローバル技術分野ではIBM、オラクル、マイクロソフトなどビッグデータ保存企業とこれを活用したクラウドコンピューティング産業が成長する傾向」とし「モノのインターネット(IoT)と電子商取引市場も速いペースで成長している」と分析した。

ソン氏が運用するフィデリティグローバルテクノロジーファンドは、シスコ、グーグル、サムスン電子など成長性と安定性が立証された優良技術企業51社に投資している。ソン氏が運用する資産規模は約7500億ウォン(約800億円)で、過去1年間の収益率(5月末基準)は46%だった。このファンドの国別投資比率は米国(67.5%)、韓国(7.5%)、日本(6.5%)、中国(3.9%)などの順。韓国国内では先月17日、このファンドに投資するファンドが発売された。