韓経:米国の半導体装備輸出制限で韓国企業の中国工場への「飛び火」懸念

  • 2018年6月27日

米国が中国の産業高度化政策である「中国製造2025」を狙い半導体装備輸出を統制しようとする動きを見せている。中国に半導体工場を置くサムスン電子とSKハイニックスへの影響が懸念される。

ウォールストリートジャーナルが25日に伝えたところによると、トランプ政権が30日に発表する予定の中国企業投資制限措置に米国先端製品の対中輸出抑制案も含まれるという。米政府消息筋は同紙に対し、「米国家安全保障会議(NSC)と商務省が先端技術の流出を防ぐために輸出統制を強化するだろう」と明らかにした。

代表的輸出抑制品目としては半導体装備が議論されている。この日ニューヨーク証券市場では半導体装備会社の株価が急落した。世界1位の装備会社であるアプライドマテリアルズが2.61%値を下げたほか、ラムリサーチが2.11%、ASMLが4.71%、KLAテンコールが2.21%の下落となった。フィラデルフィア半導体業種指数(SOX)も3.1%落ちた。

半導体は中国製造2025戦略の核心業種だ。中国は半導体崛起に向け米国企業から多くの装備を購入してきたが、米政府が輸出規制に乗り出せば打撃を受けるほかない。

問題はサムスン電子、SKハイニックスなど韓国の半導体メーカーもこれら米国装備会社に大きく依存している点だ。産業通商資源部によると韓国の半導体装備市場の国産化率は20%水準にすぎない。核心装備をほとんどASML、アプライドマテリアルズ、ラムリサーチ、東京エレクトロン、KLAテンコールの世界トップ5の装備メーカーに依存している。トランプ政権が中国への輸出を制限する場合、サムスン電子は中国西安工場、SKハイニックスは無錫工場の半導体工程を改善するのが難しくなりかねないという話だ。

格付け会社ムーディーズのアナリスト、リチャード・レーン氏は報告書で「中国の半導体メーカーが半導体を生産するために必要な先端装備を供給する会社は米国の半導体装備メーカー以外に存在しない。これらが米中貿易戦争に露出している」と指摘した。