【社説】中国は韓国のAIIB加入を強要しているのか

  • 2015年3月16日

高高度ミサイル防衛体系THAADとアジアインフラ投資銀行(AIIB)問題が韓中間の懸案に浮上している。知られているように防御用武器であるTHAADの韓国内配備は、北朝鮮の核に対応するレベルで導入が推進されている。AIIBは、米国・欧州・日本が主導してきた世界銀行とアジア開発銀行に対抗して中国が創設の準備をしてきた国際金融機構だ。中国はTHAAD配備には露骨に反対しながら、AIIBでは韓国の加入に圧力を加えている。国交23年、パートナー関係として深まった両国の友情が逆説的に試されている。

THAAD問題に中国が過度に反応するため韓国政府の立場は難しく見えるが、そういう事案ではない。THAADは基本的に防御用武器であり、北朝鮮の核・ミサイル脅威への対応策の一つだ。戦略的な効率性と費用を総合的に判断し、韓国政府が決定すれば済むことだ。この懸案に関し、中国は内政干渉的な発言を自制するのが当然だ。しかも中国はその間、北朝鮮の核問題解決でいかなる結果も見せていない。残念ながら北核の危険はさらに高まっている。核実験は繰り返され、ミサイルの発射も増えている。この顕著な脅威を否定する土台の上でなら、いかなる議論も進まない。

AIIBでも同じだ。中国がもう一つの国際金融機構をあえて作るという計画が覇権主義的な論理に基づくものなら、決して韓国は同意できない。AIIBが良い趣旨を生かし、実用的な成果に集中するのなら、韓国も当然加入することになるだろう。しかし加入に圧力を加える状況なら、その意図をなおさら疑うしかない。二者択一でない問題を二者択一にすれば、誰でもその隠れた意図を疑う。

我々は中国とさらに緊密な関係を結ぶことを望む。しかし韓米関係を犠牲にするいかなる選択も、北東アジア平和体制や北核問題の解決、最終的に韓半島統一のためのものでなければ意味がない。韓国は大陸であれ海洋であれすべて開かれた国であり、これはそれ自体で北東アジアの平和の可能性を高める。ブロックを作ってグループ分けをするような問題ではない。