韓経:【社説】現代車とアウディの「燃料電池車同盟」が注目される理由

  • 2018年6月22日

現代自動車グループがアウディフォルクスワーゲングループと「燃料電池車同盟」を結んだ。両社は燃料電池車関連の特許や燃料電池など主要部品を共有する方針という。2013年に世界で初めて燃料電池車「ツーソンix」を量産し、今年に入って次世代燃料電池車「ネクソ」を出した現代車としては、市場拡大と収益性確保のために勝負に出たということだ。

「ファーストムーバー」は成功すれば市場の主導権掌握など多くの利点を期待できるが、その過程で予想できない多くの不利を克服しなければならない。その中でも産業生態系が十分に整っていないことで生じるリスクは企業レベルですべて対応するのが難しい。バリューチェーンが複雑な自動車産業では言うまでもない。企業間の燃料電池車同盟が出現する背景だ。

他社の同盟結成の動きも速くなっている。現代車に続いて2015年に世界で2番目に量産燃料電池車「MIRAI」を発売したトヨタはBMWと手を握った。ホンダはGMと燃料電池車に搭載される燃料電池システムを共同生産する計画であり、ルノー日産とフォード、メルセデスベンツも提携関係を結んでいる。

燃料電池車同盟の目的は一次的に市場拡大にあるが、最終的には技術標準化を先に獲得することでグローバルプラットホームの優位を確保するところにあると見なければいけない。中国が「燃料電池車崛起」を宣言し、プラットホーム競争はさらに激しくなる見通しだ。現代車が燃料電池車プラットホーム競争で積極的に動き始めただけに、政府もインフラ拡充、燃料電池車普及など産業生態系の形成に拍車を加える必要がある。