韓経:「業績魅力」落ちる韓国証券市場…背を向ける外国人投資家

  • 2018年6月20日

米国の金利引き上げと米中通商戦争などメガトン級の悪材料が続きKOSPI指数が昨年9月以来の最低水準に落ち込んだ。心理的抵抗線とされた株価純資産倍率(PBR:株価/株当たり純資産)1倍水準の2350ポイントも割り込んだ。外国人投資家が売り攻勢をかけて指数を引き下げている。KOSPI指数は米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き上げ後、世界の主要証券市場代表指数のうち最も大きな幅で調整を受けている。

◇悪材料にさらに敏感な韓国証券市場

19日のKOSPI指数は2340.11で、これまでの年初来安値だった2月9日の2363.77を更新し、昨年9月29日の2394.47以降で最低となった。

KOSPI指数は米国の金利引き上げの悪材が反映された14日からこの日までで5.21%下落した。同じ期間に日経平均の2.62%、台湾加権指数の2.40%より大幅に落ちた。米ダウ平均株価はFRBが基準金利を上げた13日から18日まで1.31%の下落にとどまった。ナスダックはむしろ0.56%上がった。

KOSPI指数が大幅に落ちたのは外国人の大規模な買い攻勢のためだ。外国人は有価証券市場で11日から6取引日連続で売り越し、この期間に総額1兆6976億ウォン相当を売った。この期間の外国人売り越し上位銘柄は時価総額上位銘柄であるサムスン電子(1兆466億ウォン)、LG化学(1673億ウォン)、現代自動車(1448億ウォン)、SKイノベーション(1213億ウォン)などだ。

◇今年の利益増加率は主要国より低い

専門家らは同じ悪材料で韓国証券市場だけが敏感に反応する根本要因として、上場企業の業績魅力が落ちた点を挙げた。「韓国より良い市場は多いのに外国人があえて韓国に投資する理由がない」(キム・ヒョンリョル教保証券リサーチセンター長)という分析だ。

昨年は553社の有価証券市場上場企業の営業利益総額が前年比で27.1%増加し、世界の主要証券市場の中でも最上位圏に属していた。昨年各指数に属した企業の営業利益増加率は▽米ダウジョーンズ産業平均指数が21.2%▽米ナスダックが12.7%▽日経平均が2.7%▽フランスCAC40が20.3%などだった。

だが今年は雰囲気が変わった。金融情報業者Fnガイドによると、コンセンサス(証券会社推定値平均)がある132社の有価証券市場上場企業の4-6月期の営業利益コンセンサス総合は46兆5020億ウォンで、前年同期の42兆5850億ウォンより11.8%増加する見通しだ。これはグローバル金融情報会社ファクトセットが集計したダウ指数とナスダック構成銘柄の4-6月期予想営業利益増加率(それぞれ34.4%、27.7%)にはるかに満たない。

有価証券市場上場企業の4-6月期営業利益コンセンサスはますます減少する傾向で、実際の格差はさらに広がる可能性があるとの分析も出ている。昨年末50兆2776億ウォンだったコンセンサス総額は3月末に47兆6895億ウォンに減り、最近では46兆5020億ウォンとさらに減少した。

こうした傾向は年末まで続くというのが証券業界の観測だ。今年有価証券市場上場企業の年間営業利益増加率見通しは12.1%だ。中国上海総合の37.9%、フランスCAC40の23.6%、英FTSE100の23.0%などの企業業績見通しは韓国よりましだ。

◇「下げ幅過大優良株に注目すべき」

ヤン・ギイン新韓金融投資リサーチセンター長は「最近のように下げ幅が大きくなる時は特定業種ではなく普段注視していた銘柄のうち過度に下がった優良株を中心に投資すべき」と助言した。市場では下げ幅過大な優良株に機関投資家の資金が集まり株価が反騰する事例が相次いで現れている。

市場専門家らは4-6月期の営業利益が前年同期より30%以上増加すると予想されPBRが1倍未満にとどまっている銘柄に関心を持つ必要があると話す。OCI(営業利益増加率165.9%・PBR0.70倍)、ロッテホールディングス(149.1%・0.89倍)、GS建設(119.4%・0.86倍)、現代重工業ホールディングス(108.7%・0.63倍)、SKイノベーション(108.3%・0.98倍)などがこうした基準に合う銘柄に挙げられる。