韓経:米朝会談から6日…大きくなる心配事6つ

  • 2018年6月18日

米国と北朝鮮の首脳会談が終わって1週間も経っていない両国の間で、正確にはどのような合意が行われたのかをめぐり混乱が起きている。首脳会談の共同合意文があいまいなうえ、その後のドナルド・トランプ米国大統領の記者会見とインタビュー、北朝鮮側メディア報道などの内容のうち、交錯する部分が多いためだ。

最大の関心は、両首脳の間で「完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化(CVID)」に対する合意があったかどうかだ。12日の米朝首脳会談当日に公開された共同合意文には「CVID」ではなく「北朝鮮が韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化に向けた努力することを約束する」という曖昧な表現が使われている。これについて、トランプ大統領とマイク・ポンペオ米国務長官は首脳会談後、数回にわたって「CVID原則は変わっていない」と強調した。CVIDという用語を使わなかっただけで、北朝鮮もCVIDには合意したという意味だ。だが、北朝鮮は初めからCVIDという用語に拒否感を示していたことが明らかになったうえ、合意文に「検証可能で(V)不可逆的な(I)」という部分が抜けて論争が続いている。

合意文に明示された「韓半島(朝鮮半島)非核化」の意味も問題になっている。トランプ大統領は「非核化は北朝鮮の非核化を意味する」と釘を刺した反面、朝鮮中央通信「朝米首脳は朝鮮半島の非核化のために努力していくことにした」と明らかにした。北朝鮮がいう韓半島の非核化は米国の韓国に対する「核の傘の縮小」を意味している可能性がある。

両首脳が「非核化検証団の訪朝」に合意したかどうかも疑問だ。トランプ大統領は首脳会談直後の記者会見で「米国と国際社会のメンバーが共同で北朝鮮に入ることになるだろう」としながら「北朝鮮と話をした」と述べた。だが、北朝鮮は検証方法については沈黙している。

北朝鮮制裁解除の時点も言葉が交錯している。トランプ大統領は12日の記者会見で制裁緩和の時点について「非核化が20%ほど進んだ時」と述べた。北朝鮮の非核化措置が終わる前に制裁緩和が可能だという意味に解釈することができる言葉だ。朝鮮中央通信も13日、「朝米首脳が段階別、同時的行動原則で認識を一致させた」と報じた。反面、ポンペオ長官は「完全な非核化以降に制裁緩和が可能だ」と釘を刺した。

韓米合同軍事演習の中断を誰が先に提案したかということと、在韓米軍の撤収または縮小問題も論争の中心だ。朝鮮中央通信は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が先に提案し、トランプ大統領が受け入れたと報じた。反面、トランプ大統領は自分が先に提案したと述べた。在韓米軍撤収または縮小についても、米国政府は「議題にのぼらなかった」と否定したが、トランプ大統領は「いつか撤収したい」と述べて余地を残した。