韓経:<米朝首脳会談>金正恩不在の平壌、だれが管理するか

  • 2018年6月11日

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が10日に米朝首脳会談出席に向けシンガポールに到着し、だれが金委員長不在の北朝鮮の権力空白を埋めるのか関心が集まっている。

北朝鮮専門家らは金委員長に代わり北朝鮮のコントロールタワー役を担う人物として崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党副委員長を挙げている。崔竜海は金日成(キム・イルソン)主席の抗日パルチザン同志である崔賢(チェ・ヒョン)元人民武力部長の息子で、金委員長執権後に軍部改革と金委員長の叔父である張成沢(チャン・ソンテク)処刑を主導した。米朝会談が1日延びれば彼は最大4日間にわたり軍をはじめとする内部管理を担当する。崔竜海は金委員長が席を外した2度の南北首脳会談と5月8日に中国・大連で行われた2度目の中朝首脳会談の時も平壌(ピョンヤン)を守った。

米朝会談の準備過程では金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長が浮上したが外交を除いた北朝鮮の国内政治は崔竜海が掌握しているというのが内外の専門家らの分析だ。世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン統一戦略研究室長は「金委員長がいない時北朝鮮内部統制は崔竜海が担当するとみなければならないだろう」と話した。

北朝鮮国営メディアも崔竜海の北朝鮮内動線を詳細に報道している。朝鮮中央通信は4日に崔竜海が黄海北道(ファンヘブクド)を訪問して農場と食料工場などを視察したと報道した。

ただナンバー2を育てない北朝鮮の体制の特性上、金委員長の不在中にすべての権力が崔竜海に移る可能性は大きくない。相互に牽制しながら北朝鮮内部を統制するという話だ。北朝鮮の憲法上の国家元首である金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長がその役割をする見通しだ。金永南(キム・ヨンナム)は2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪での韓国訪問と4月27日の南北首脳会談当時に公式随行したのを除くと3月から5月まで金委員長の外交活動に随行員として参加していない。

朴奉珠(パク・ポンジュ)内閣首相も通常の視察活動をするものとみられる。朴奉珠は2度の南北首脳会談と金委員長の2度の訪中時に平壌にとどまった。